文鳥の基本的な餌
文鳥は穀物などが主食なので、虫などを与える必要はありません。
文鳥にあげれる餌としては
- ペレット(人工飼料)
- シード
- 野菜
- ボレー粉、塩土
- 果物
これが基本になります。
それぞれの餌ごとに確認しておきましょう。
ペレットは栄養バランスが良い人工飼料
文鳥の餌として、多くの場所でオススメされているのはペレットです。
シードでも飼うことは可能ですが、不足しがちな栄養素をビタミン剤などで補う必要が出る事が多く、なるべく栄養の整ったペレットがオススメされる理由ですね。
もちろん、ペレットでも栄養が完璧というわけではありませんので、野菜などの新鮮な物も時々食べさせてあげてください。
シードは穀物の種
シードは穀物の種で、殻付きのものと、殻をむいてあるものの2種類があります。
色々な物を混ぜた『ミックスシード』『混合シード』と言われるものが一般的です。
栄養素としては、殻付きのものの方が高いので、なるべく基本は殻付きのものを使う方が良いでしょう。
殻をむいてあるものは、脂肪過多になった際や、おやつとしてあげるといった使い方が良いのではないでしょうか。
野菜は与えるものに注意をする
野菜を与えるときは絶対に『灰汁が強いものは与えない』という事を覚えておきましょう。
代表的な食べ物としてホウレンソウは食べさせてはいけません。
餌の主食として与える場合は、青菜などを中心に与えましょう。
よく餌で使われる野菜
- 小松菜
- チンゲン菜
- 豆苗
- ニンジン
- さつまいも
栄養価の面でも、小松菜が良く使われる野菜ですね。
スーパーで入手したものは、殺虫剤がついているので、食品用洗剤を使って綺麗に洗い、すすいでから与えるようにしましょう。
食べさせてはいけないもの
- ホウレンソウ
- ジャガイモの芽
- 生豆
- ネギ類
- アボカドなどの脂肪分の多い野菜
- リンゴの種
これ以外にも、キャベツやブロッコリー、レタスはあまりオススメできません。
キャベツ、ブロッコリーはホルモンバランスを崩す可能性があるため。
レタスは栄養素が少ないことが理由ですね。
塩土やボレー粉は塩分・カルシウム不足を防ぐ
塩土(えんど)は塩分不足を解消させるために与えます。
ボレー粉にも塩分が含まれているので、ボレー粉を食べない場合などに塩土を与えます。
塩土は与えすぎなどで、腎不全などがおきやすいので、基本的に使わないと考えて問題ありません。
ボレー粉はカキの殻を砕いたもので、カルシウム不足を補います。
ただし、個体によってボレー粉を食べないものもいます。特に小さい個体は、口のサイズが合わずに食べない事もあるのです。
その場合は、かなり力が要りますが、さらに砕いて与えると食べてくれることがあります。
ボレー粉は基本的に、一度洗ってよく乾燥させてから使うものです。
余裕がある場合は、鍋などで炒って乾燥させるのが良いでしょう。
果物はおやつであげよう
果物を与えるときは、基本的におやつとしてあげる方が良いでしょう。
与える果物も、野菜同様に灰汁の強いものは避けておく方が良いです。
みかん、バナナなどの果物を与える様にしてください。
リンゴも与える事は可能ですが、種には要注意です。
文鳥に与える餌の量
文鳥に与える餌の量は、基本的にペレットで5~6g程度です。
文鳥の体重が25g程度なので、体重の5分の1程度と考えると良いでしょう。
乾燥餌を食べていると、餌から水分をあまり接種出来ないので、飲み水をよく飲むようになります。
それに対して、野菜などを食べさせると水分を全くとらない日もあります。
バランスよく栄養が必要なのは人も文鳥も同じです。
普段の餌で食べさせるものによっても、他に必要な栄養量が変わるので、初心者はペレットから入るのがオススメです。
1日の分量の中でバランスよく食べさせるなら、基本はバランスのとれた食事で、それ以外の食べ物はおやつだと考えて、分量を調整するのが良いですね。