環境省が規制!ペットの環境が良くなるか
犬や猫を劣悪な環境で飼育・展示する繁殖業者やペットショップが問題となっているため、環境省は今年度中にも専門家らによる検討会を立ち上げる。ケージの大きさなどを具体的な数値で規制する「飼養施設規制」の導入を目指す
yahooニュース
今までのペットショップはかなり動物にとって劣悪な環境と言われていました。
ペットショップの中に入ると、ぎゅうぎゅう詰めになっている動物がいるところがあるなど、以前から問題視されていました。
動物虐待である、という内容から、行政指導が何度かありましたが、ちゃんとやっている、という口頭での回答や、基準があいまいであることが問題になっていました。
今回の検討会では、実際に動物1匹に対して、どれぐらいのスペースが必要かなど、ちゃんと数値化された規制がされるようなので、今後1匹1匹への負担が減ると思います。
過去には虐待と思えるような管理もあった
ペットショップのケージに入っている間は、ちゃんと管理されているように見えても、裏では水を与えていなかったり、餌が与えられていないようなずさんな事が行われていたこともあります。
動物行政に業者の指導を求めたが・・・
(中略)
行政の担当者が指導に行き、その結果、水の給水器だけはついた。けれども、その後何度か行ってみても、それ以上は、何も改善されない。ネコの水入れは、相変わらずからのことが多く、ウサギのケージの床は、糞がまたつもりという状態である。
実際に数値化されるのは、今後ペットショップの営業停止なども行えるようになるので、こういったずさんな管理が減っていくことを願うばかりです。
実際に規制が入ったらどうなる?
実際に規制が入った場合、こんごのペット業界の動きについてザックリと予想をしてみました。
市場のペットの値段が高騰する
管理費として多くの金額が必要となるペットショップが多い場合、市場のペットの値段が高騰することが考えられます。
また、管理が出来ないという理由で、個人のペットブリーダーなど繁殖業者が、撤退する可能性も出てきます。
そのため、業界全体の価格が高騰していくことが考えられます。
ペットの値段高騰に伴って、グッズも高くなる
ペットの値段が高くなっていくと、市場自体が落ち込み、グッズの値段が高くなる可能性があります。
どんな業界でも、需要と供給のバランスが崩れた場合は、数年かけて徐々に値段が高くなっていってしまいます。
実際にペットの値段が高くなれば、殺処分も減る可能性が高い
これからペットを飼い始めようと思っている人には少し悲報に聞こえますが、殺処分の減る可能性が高いのは、かなり重要な事です。
ペット、というと軽く聞こえてしまいますが、実際に命を預かるので、ある程度お金がかかっても買える、という人が飼うべきなのかもしれません。
実際に、値段が高くなるのはもっと先になるかもしれませんが、ペットを飼う人や、ペットショップの環境が改善されていくのは、筆者としても嬉しい限りです。
今後の行政の動きに注目をしていきたいと思います。