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白蛇が落とし物(遺失物)として届け出。ペットとして判定出来たため

白蛇が落とし物(遺失物)として届け出。ペットとして判定出来たため

渚 ナギサ  

白蛇が警察で『落とし物(遺失物)』として、届け出が処理されたようです。 今回の報道の内容は異例の事態で、蛇のような生物が害獣ではなくペットとして扱われた点に注目したいところです。 なぜ『落とし物(遺失物)』として扱われたのかもまとめてあります。

最初の通報は白蛇の『駆除依頼』そこから『落とし物』へ

10月2日、群馬県前橋市の側溝に白いヘビがいるのを地元住民が発見。駆けつけた警察官によって、「落とし物」として処理された。
(中略)
「しかし今回は珍しい“白いヘビ”だったからペットの可能性があるということで、拾得物として扱いました」

yahooニュース

白蛇はアルビノと言われる『白化現象』を起こした蛇の事で、どのタイプの蛇にも、条件がそろえば起こりうる現象です。
ですが、このアルビノの減少が起きた個体は自然界では大変珍しく、普通見ることが出来ません。

ペットとして売り出されることもあり、極めて貴重なので高値で取引されます。

白蛇だから、今回はペットの可能性が高いと判断

今回がもしも、普通のアオダイショウが出た場合、ペットとして扱われることはなく、駆除をされてしまっていたでしょう。
ですが、白蛇だからこそペットとして扱われたのです。

同記事内で、2週間の公告期間の間に所有者が判明しない生き物は動物愛護団体に引き渡されると書かれており、現在は愛護団体による適切に管理をしてくれる施設で元気に暮らしている事だろう。

蛇が逃げ出したときにやる事も覚えておこう

今回は飼い主が現れなかったため、自然にいた個体かもしれませんが、ペットとして飼っている蛇が逃げたときの対処法も一緒に記載しておきます。

蛇が外に逃げ出したらすぐに捜索

当たり前ですが、目の前で逃げ出したのが分かったら、すぐに追いかけて捕まえましょう。
冗談みたいな内容ですが、唖然としたり、うろたえるだけで何もできない、という人は多いので、頭の片隅に止めておかなければなりません。

しかし、蛇の場合気づかない間に脱走しているのがほとんど。
この場合、まずは本当に外に逃げたか確認してみましょう。
扉や窓、換気口の有無で、部屋の外に本当に逃げ出せたか確認をして、部屋にいる可能性が高い場合は、部屋を閉じきって捜索しましょう。

外に出てしまった可能性が高い場合は、警察や地方自治体に連絡

外に出てしまった、という場合は早い段階で警察を含む地方自治体に連絡をすぐにいれましょう。
深夜の場合は110番に連絡が必要です。

特に大きな蛇の場合、人や犬猫に襲い掛かる可能性が高いので、被害を食い止める必要があります。
また、もしも見つかった際に連絡が来て家に帰ってきてくれる可能性も少なからずあるので、連絡は必須だと心得ましょう。

今回の白蛇は極めて稀なケース。逃げ出さないようにする対策が必要

蛇が逃げ出さない対策を書きましたが、結局ペットとして蛇を飼う場合は逃げ出さない対策を2重、3重と用意しておくことが大切。
部屋の中で逃げ出しても大変な蛇なのに、外に逃げ出したらもう永遠のお別れになる可能性が高いです。

しかも、その蛇が原因で生態系が崩れる。という事も多々ありますし、毒蛇などの場合は人に被害が出てしまう可能性もあります。
蛇を飼う場合は、この点に注意をして飼ってもらいたいものです。

今回の白蛇は、過去に前例がほとんどないケースです。
蛇を飼う方はくれぐれもご注意を。

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