フトアゴヒゲトカゲの飼育難易度はどれぐらい?
生き物を飼ったことがない人の場合、フトアゴヒゲトカゲの飼育難易度が気になりますよね。
は虫類は、他の動物と比べて冬場の難易度は高くなります。
また、人工飼料を食べない事もあるので、その場合はコオロギやゴキブリなどの虫を与えることになります。
虫に対して抵抗がある人には向いていませんね。
ですが、総合してみるとフトアゴヒゲトカゲの飼育難易度はそれほど高いものではありません。
基本的に適正な温度に保てる環境や、餌を用意してあげれば飼うことが出来ると思います。
フトアゴヒゲトカゲにとって快適な温度
フトアゴヒゲトカゲはもともとオーストラリアの生き物で、暖かい地域にいます。
そのため、日本の気候の冬はフトアゴヒゲトカゲにとって寒すぎるので、その点に注意しなければなりません。
夏場の温度管理
夏場の温度管理は、クーラーなどに気を付けましょう。
フトアゴヒゲトカゲはクーラーのような、急激な温度変化に弱いので、クーラーをつける場合はある程度つけっぱなしになるのと、温度を下げられないという事を覚えておきましょう。
クーラーをつけない場合は、ケースの中の空気循環にも気を使う必要があります。
窓を開けずに部屋から出ると、予想以上に室温、またケースの中の温度は高くなります。
そのため、空気の流れがないとケースの中は灼熱地獄のになり、熱帯に住むフトアゴヒゲトカゲでも耐えらません。
特に窓際にケースを置いている場合は、出かける際に直射日光を避けた風通しの良い場所に移動させるようにした方が良いでしょう。
冬場の温度管理
冬場の温度は、ケース内の温度が20度を下回らないように意識しましょう。
昼は25度~
夜は20度~
の温度を意識して調節してあげると、フトアゴヒゲトカゲも快適に過ごせます。
基本的にパネルヒーターや保温ライトなどを使います。
パネルヒーターで一定の温度を保ちつつ、昼間は保温ライトを使うのが良いでしょう。
冬眠は繁殖をさせる際に必要になりますが、初めての人であればさせない方が無難です。
数年飼育した上で、検討しましょう。
湿度管理にも要注意
湿度は、温度管理用のパネルヒーターの上に飲み水を乗せるなどで解決します。
人肌程度に温めた水を、注いでおくと温度変化で、室温が大きく変化することを防げます。
また、シェルターがあれば湿度の変化がある場所を作れるので、なるべく用意しておいた方が良いでしょう。
虫にどうしても抵抗があるなら別の餌も
コオロギやゴキブリなどの餌が中心になりますが、虫に抵抗がある場合は、ミールワームやピンクマウスから入ってきましょう。
ピンクマウスを食べて問題ないのは15cm以上の、ある程度成長した個体にしましょう。
また、ピンクマウスは栄養が多いので、肥満の原因ともなります。
そのため、ある程度与える頻度などが重要になるので、ピンクマウスを与えながらミールワームに挑戦して、コオロギなどにも挑戦しましょう。
どんなに虫が苦手でも、餌として毎日見ていれば慣れてきます。
餌の頻度は幼体の場合は毎日、15~20cmになったら二日に1回、20cm以上の成体であれば三日に1回程度です。