亀に必要な栄養って何がある?
亀に必要な栄養素としては人と同じく、たんぱく質、糖質、炭水化物が三大栄養素として必要です。
他にも、ミネラルやビタミンも必要です。
体内でミネラルやビタミンを作れるものもありますが、亀が生きていくうえで十分ではありません。
1:タンパク質 三大栄養素の一つで身体を動かすエネルギーになると同時に身体を作る成分でもある。 2:脂質 三大栄養素の一つで身体を動かすエネルギーになると同時に身体を作る成分でもある。 3:炭水化物 三大栄養素の一つで身体を動かすエネルギーになると同時に身体を作る成分でもある。 4:ナトリウム 「塩」のこと。身体の体液を構成する重要な要素であり主に身体のPHバランスを保つ役割。 5:カリウム ナトリウムと共に細胞レベルで身体のバランスを保つ。 6:カルシウム 骨や、カメなら甲羅も形成する。 7:マグネシウム 通常は骨に含まれ神経系や血液系のバランスを整える。 8:リン カルシウムの代謝に関係するが過剰摂取には注意が必要。 9:鉄 主に赤血球を作る役割があり不足すると貧血になる。 10:亜鉛 細胞を活性化させ生殖力に関与する。 11:銅 鉄を運搬し、骨の形成にも関与するが過剰摂取では肝機能障害をおこす。 12:マンガン 糖質、脂質の代謝に関与する。 13:ビタミンA カメの飼育では不足すると「ビタミンA欠乏症」と呼ばれる。視覚に大きく関与する。 14:ビタミンE 老化予防。 15:ビタミンD カルシウムとリンの吸収を促進し、不足するとカメでも「くる病」になる。 16:ビタミンK 血液の凝固作用に関与。 17:ビタミンB1 不足するとバテる。重症の場合は「脚気」となる。 18:ビタミンB2 三大栄養素を体内でエネルギーに変換する役割。 19:ビタミンB6 不足すると皮膚炎や口内炎、貧血、脂肪肝になる。 20:ビタミンB12 血液の活性化や神経伝達作用に関与。 21:葉酸 赤血球細胞の形成を助けたり、血液をつくる役割。 22:ビタミンC 身体の抵抗力を高め、不足すると抵抗力が下がってカゼなどの病気にかかりやすくなる。 上記以外にも必要とされる栄養素は多くありますが省略させてもらいました^^;
引用:カメのエサと栄養素
この栄養素をバランスよく食べさせようと思うと、人の食生活同様様々な物を食べないと難しくなります。
人工餌・配合餌はその点を考えられており、主食はやはり人工餌を利用するのが良いと考えられます。
人工餌・配合餌以外だと難しい?
人が食べるもので、刺身やシラス、レバーやササミなどを食べさせることもできますが、嗜好性が高い食べ物だと考えた方が良いでしょう。
上記に書いた通り、人が食べるのと同様にバランスよく食べさせなければ亀の健康を害してしまうことがあります。
栄養失調などにならないように、初心者は人工餌・配合餌を中心に与える様にしましょう。
亀に食べさせてはいけない食べ物
亀に食べさせてはいけないものは大きく分けて『調理された食べ物』『骨』『毒になる食べ物』『脂質の多い食べ物』の4つに分けられます。
調理された食べ物がいけない理由
亀が雑食という理由で、食べ残しや同じものを食べると思う人もいます。
人が調理した食べ物は、人に合わせて味付けをしていてるので、塩分が多かったり添加物や調味料が入っているため亀の餌としては向いていません。
人の食べるものをそのままあげると、病気の原因や、亀にとって毒性があるものが入っているなど、寿命を縮めてしまう可能背があるので、絶対に食べさせないようにしましょう。
骨つきのもの、骨があるものを食べさせない
骨がある食べ物は喉に刺さる可能性があります。
骨が刺さった場合喉を詰まらせることは少ないのですが、口内を傷つけ、そこから細菌感染や炎症を起こしてしまう可能性があるため、あまり骨が入った食べ物を与えるべきではありません。
小魚などを与える場合は、特に注意をしましょう。
亀にとって毒になる食べ物
毒と言ってしまうと語弊がありますが、体調を崩してしまったりするので与えないようにしたい食べ物もあります。
代表的な例で、ホウレンソウです。
人にとっては栄養価が高い食べ物も、亀にとっては危ない栄養素でシュウ酸などがあります。
他にも身近な食べ物でシュウ酸が多いのは、ナガネギ、パセリ、タピオカなどがあるので、亀に野菜をあげる時はキャベツやニンジンなど、決まったもの以外あげないようにしましょう。
脂質の多い食べ物はNG
脂質が多い食べ物は直接的に死に直結するわけではありませんが、徐々に衰退する可能性があります。
甲羅があるため見た目が分かりづらいですが、体内の脂質が増えていくと動きが鈍くなったり、血圧の問題がでたりします。
人と同じく肥満は大病の元なので、なるべく脂質の多い牛肉や魚肉などの肉類は控えましょう。
亀に与える餌についてのまとめ
亀に与える餌は、基本的に人工餌や配合餌を中心にして、おやつとして他の物を食べさせてあげるのがよいでしょう。
おやつとして餌を与えるときは、骨のあるものや、栄養バランスが崩れるもの、病気の原因になるものや毒性があるものには注意をしてあげる必要があります。
どうしても分からない場合は、購入したペットショップや動物病院などで確認しておくことも大切です。