※この記事は一般的な亀を飼う際に必要な物をピックアップしてあります。一部別の飼育方法もありますのでご注意ください。
亀の飼育で必要なもの
亀の飼育で絶対に必要な物は以下の通り。
用途 | 相場 |
---|---|
ケース | 1000~3000円 |
水 | 水道代の一部 |
陸地 | 0円~ |
餌 | 300円程度 |
亀が生きる上で必須な物はこれぐらいで、最大で3000円程度あれば飼い始めることが出来ます。
ケースなどは、水を張ることが出来るのであれば、ある程度は代用が効きます。
ただし、脱走対策は必須です。
脱走しないように亀の大きさより小さい網目の網などで蓋をしておきましょう。
網以外で蓋をする場合は、空気の循環が出来るもので蓋をするように注意してください。
カルキ抜きをした水は必要?
亀を飼育する際にカルキ抜きした水は必要ないものもいます。
田舎の片道の水路などで亀が生息しているところでは、水道水が流れている環境があることもあり、直接亀の生死に関わらないことが分かります。
ですが、長い期間で考えるとやはり健康的とは断言できないので、気になる人はカルキ抜きをしましょう。
環境によってはカルキ抜きが自然とできる
直射日光があたるところに水槽があると、カルキが自然と抜けることがあります。
水槽を水洗いした後、数時間水を入れた水槽放置してから亀を戻せばカルキが抜けた水をあげることも可能。
カルキとは、別の言い方をすれば次亜塩素酸カルシウム(2HCIO)。石灰の一種です。
これは、日光などの紫外線で減少します。
日光に当てると、塩酸(2HCI)と酸素(O2)に分解され、徐々にカルキは分解されて気体になって水からなくなっていくのです。
塩酸って危ないんじゃないの?と思われがちですが、有毒になるほどのカルキは入っていないので安心して水道水を利用して問題ありません。
完全にカルキを抜くと考えるのであれば、バケツに入れた水を蓋を開けて日光に当てて2日ほど放置しておくのが良いでしょう。
ホームセンターなどでカルキ抜きの薬剤なども売っているので、直射日光に当てられない環境の場合は利用することもできます。
健康管理で必要な物も用意
3000円程度で飼い始めることは可能ですが、亀の飼育していく際に健康管理などを考えるともう少しお金がかかります。
水のろ過器など水質の維持には注意が必要。
餌のごみや亀が出した排泄物などで水が汚れていくものです。そのような水質の変化は亀にとってストレスとなり、体調を崩す原因となってしまいます。
毎日水を入れ替えることが出来れば不要ですが、そうできる人はかなり限られているので、ろ過機はできるだけ用意しておきたいものの一つです。
また、マンション暮らしの場合は、紫外線ライトも必要な環境もあります。
甲羅干しなどで、健康管理を行う際に日光に当てづらい間取りなどの場合は紫外線ライトが必要です。
甲羅干しをする理由としては、寄生虫などの殺虫や、栄養の吸収などが理由です。
甲羅干しの際に、栄養素としてビタミンD3を補給します。
この栄養素が不足すると甲羅がねじ曲がって成長してしまう『くる病』という病にかかってしまいます。
くる病の治療は完治することが難しく、治療が大変です。
健康管理として日光浴などの甲羅干しを行える環境を作りましょう。
冬場は水温管理にも注意
亀は冬場に冬眠をするという事は有名ですが、初心者が飼育している亀を冬眠させるとかなり死亡させる結末がほぼ確実に待っています。
水温は摂氏15度以上に保つように注意しましょう。
水温管理の道具としては、ミニヒーターなどがペットショップで売られていますので、利用しましょう。
亀を飼育するなら水質管理には注意
亀の飼育をする場合、亀の餌などを中心に与えることになります。
水があまり汚れないタイプの餌などもありますが、亀の排泄物などもあるので、全く交換しないで飼育することはできません。
水槽の大きさ、水の量にもよりますが最低でも週に2回ほどを目安に水を変えましょう。
出来るのであれば、毎日交換しておくのが理想的です。
カルキ抜きの時間などを考えるのであれば、バケツに水を汲んでベランダに置いておくのも一つの方法です。
病気やストレスの原因にもなるので、少しでも汚れを見つけたら掃除をしてあげるようにするのが亀の飼育で大切な事です。
少しでも綺麗に保つ方法として、ろ過機などが役に立つので、世話をする時間があまりない一人暮らしの人などはかならず用意しておくようにしましょう。