ヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)はなんで初めてでも飼いやすいの?
ヒョウモントカゲモドキが初めてでも飼いやすいのは『体が丈夫である』『動きが緩慢である』『トイレの場所を覚える』というのが大きな理由。
体が丈夫なので、環境の変化などに対応をしやすい、というはやはり大きなところだと思います。
動きがゆったりと緩慢にうごくので、初心者でも扱いやすいのも大きな理由だと言えます。
ヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)は道具をそろえて飼う
ヒョウモントカゲモドキは爬虫類の中でも特に飼いやすい種類で、初心者にもおすすめです。
基本的に、25度~35度に保つ環境づくりが、飼う上で必要な道具だと考えて問題ありません。
ヒョウモントカゲモドキを飼う上で必要になるものは以下のもの。
- 飼育ケース
- パネルヒーター
- 底材
- シェルター
- 水入れ
- 温度計
- 餌
これをそろえて、飼い始めることが出来ます。
もともと熱帯に住む生物なので、暖かい環境を1年を通して作り上げることが大切になってきます。
底材に関しては、あまり大きな粒の砂底にしてしまうと、誤飲して腸詰まりをする可能性もあります。
粒の大きなものや、猫砂のような固まるものは避けてください。
基本的な飼い方
ヒョウモントカゲモドキは、空調管理と温度管理、餌のあげる頻度と、掃除が飼い方の基本です。
基本を覚えておけば、飼うのは難しくないので覚えておきましょう。
空調管理と温度管理が大切
上記にも書きましたが、基本的に25度~35度にするのが大切。
出来るだけ25度を下回らないように注意しておくと、低温による凍死を防ぐことが出来ます。
特に冬場には30度を意識するようにすると良いでしょう。
パネルヒーターと離れたケース内に温度計を設置して、温度の確認をしておきましょう。
部屋が昼場合は、上部にもヒーターを設置してケース内の室温に注意する必要があります。
そして、温度管理の際に合わせて注意したいのが空調管理。
暖かい空気は上に上り、冷たい空気は下に降りるので、上部に空気穴が開いているタイプのケースほど上部のヒーターが重要になります。
ちょっとした風でケース内の空気が一気に冷えると、ヒョウモントカゲモドキの体が一気に冷えてしまう可能性もあるためです。
ヒーターがケース上部にあれば、冷たい空気も少し温められてケースに入るので、急激な温度変化を避けられます。
餌をあげる頻度はどれぐらい?
多くの場合、コオロギやジャイアントミールワームと言われますが、餌としてあげるのであれば、ピンクマウスがオススメです。
栄養バランスがとれた餌なので、栄養素の偏りを減らすことが可能だからです。
ビニール袋にいれて湯銭で完全解凍しましょう。
幼体の場合、1日に1回、成体の場合は2~3日に1回餌を与えましょう。
最初は餌を食べてくれない事もありますが、繰り返すうちに食べてくれるようになるので、揺らすなどの工夫を加えて根気よくあげてください。
掃除は餌をあげたあと。トイレの場所を覚えさせる
餌をあげた後、食べ残しや吐き出してしまうことがあります。
それを残したままにすると、雑菌が繁殖する原因となってしまうので、早めに片付けましょう。
また、排泄物で健康状態の違いを確認もできるので、食事の後以外にも1日1回は確認するのが良いです。
トイレの場所は、臭いで覚えさせることが可能です。
してほしくないところは、片付けたあとアルコールなどで匂いをふき取ることで臭いを消しましょう。
消臭スプレーなどは、ヒョウモントカゲモドキに害があるものもあるため、消毒用エタノールを利用するようにしましょう。
基本的な飼い方をわすれずに
成体になると餌をあげる頻度を少なくすることが出来るので、餌や糞の掃除などを忘れる、という人は予定を決めて何曜日に餌をあげるようにしましょう。
また、冬場に温度の管理を怠ってしまうと、凍死の可能性が高くなってしまうので、温度計とヒーターはなるべくこまめに確認する必要があります。
ヒーターが壊れて急に動かなくなってしまうこともあるので、予備のヒーターかカイロなどをストックしておく事を忘れないようにしましょう。