猫のしつけはトイレだけでいいの?
初めて猫を飼うときは、何をしつけてあげるのがいいのか分からない、という事も少なくありませんね。
一般的に行われるしつけは以下の4つです。
- トイレのしつけ
- 爪とぎのしつけ
- 噛むことのしつけ
- 鳴き声のしつけ
マンション暮らしで飼う場合は、爪とぎのしつけをちゃんとしておかないと、壁紙が破られるなど物を壊されることもありますし、鳴き声のしつけをしないと夜泣きなどでご近所トラブルの原因になる事もあります。
それぞれのしつけの仕方は以下の通りです。
猫のトイレのしつけ
猫のトイレのしつけは、まず場所決めからはじめましょう。
トイレの場所は、猫が安心して落ち着いてトイレを行える場所が良いです。
動物の本能的に危ない場所と判断してしまうと、そこでトイレを行うことが出来ません。
結果、トイレのしつけを失敗してしまう、という可能性もありますので、周りに動く物がなく、壁の近くにしてあげるとよいでしょう。
場所を決めたら、猫の行動に注意しましょう。
床の匂いを嗅ぎ始めたり、そわそわしている様子であれば、トイレにすかさず入れてあげます。
入れた後は、見ざる聞かざる言わざる。
途中で物音を立てたりすると、びっくりして途中でやめてしまうことがあります。
何度もそれが続くと「危ない場所」という認識になりかねませんので、最初のうちは特に注意が必要です。
トイレのいしつけで回数をこなすうちに「ここでトイレをすれば安心」という風に覚えてくれます。
安心感が猫のトイレで一番大切なキーワードですね。
トイレ以外で出しちゃったら
猫から目を離したすきにトイレ以外で出しちゃった、という場合はお湯や専用の除菌シートなどで拭いてから、消臭スプレーなどで匂いをなくしてあげましょう。
匂いがついた場所が決まっていると、そこでトイレをするようになります。
匂いがつきやすい布の椅子の上などにいる場合は特に目を離さないようにしておきたいですね。
猫の爪とぎのしつけ
猫に爪とぎのしつけをしていないと、部屋の中がボロボロに……と言う事になりかねません。
爪とぎのしつけをするときは『ここで爪をとぎたい』と思わせるのが一般的です。
まずは最初に『爪をとぎたい』と思わせる材質のものを用意してあげましょう。
猫は繰り返し同じところでお爪とぎをする修正があります。
ガリガリと床や椅子などで始めたら、買って来たり作ったりした爪とぎ用の用具をあてがってあげましょう。
もっと詳しくはコチラから
猫の噛み癖のしつけ
子猫の場合の噛み癖のしつけは、おもちゃをちゃんと使って遊ばせてあげることが大切な教育です。
子猫の時に、手で遊んでいると『手は噛んで大丈夫』と間違って覚えてしまうのが噛み癖になる原因の一つです。
噛み癖をつけないためにも、必ず遊ぶ時はおもちゃなどのワンクッションを置くようにしましょう。
また、噛み癖がついてしまった猫の場合は、根気よく「ダメ!」と言ってから目をじっと見つめて叱らなければなりません。
この場合1度叱っただけでは治らないので、繰り返し噛んだら叱るを繰り返してやめさせなければなりません。
※詳しくは後日記事に致します。少々お待ちください。
もっと詳しくはコチラから
猫の鳴き癖のしつけ
夜中に鳴き声が近所迷惑になる……という場合などもあるので鳴き声のしつけはしておきたいですね。
夜中に鳴く原因としては、かまってほしいという要求と、体調が悪いという訴えの2パターンが主にあります。
普段は鳴かないのに、という場合は体調を疑いますが、毎晩鳴いてしまっている場合は「かまってほしい」という欲求を、夜中に思わせないしつけが必要ですね。
猫が夜中にかまってほしい、と要求してくる多くの原因としては「昼に寝ている」などの生活習慣に要因があります。
昼間に寝るよりも、何か遊べる環境を用意してあげるのが良いでしょう。
生活習慣を人と合わせてあげるのが、夜泣きをなくす一つの方法です。
また、鳴くたびに構ってあげる、などをすると『鳴いたら構ってもらえる』と覚えてしまうので、注意をしましょう。
一人暮らしの夜鳴き対策
最も困るのは一人暮らしの場合。
その場合は猫が一人でも遊べるおもちゃをいくつか用意しておくと良いでしょう。
昼間に退屈しない環境を作ってあげるのが一つの対策です。
また、帰ってすぐに食事をあげてる場合は『ごはんを食べた後寝る』という習慣がついている可能性がありますので、寝る前にごはんをあげるなど、生活習慣を変えてあげると良いでしょう。
いない時間と、いる時間の環境を変えてあげることが、夜鳴きを減らす方法です。
しつけの時の叱り方は?
猫にしつけをするときに、叱り方が分からないという人も少なくありません。
前提として、『叩く』などの暴力を行ってしつけをすると、猫が反抗して噛むようになる可能性もあるので、避けましょう。
叱り方は、噛み癖の例でも書いてありますが、『ダメ!』と言って、目をじっと見つめてあげましょう。
『ダメ!』などの言葉は一つにしてあげると「あ、叱られた」と猫の方も何かをしたときにいけない事だとわかるので、同じ言葉を使うのがよいでしょう。
噛んでいて、離さない。などのどうしてもいう事を聞かない場合は、鼻先を軽くはじくなどが効果的です。
また、叱るときは悪いことをしてすぐに叱ってあげなければなりません。
人の言葉は猫には通じませんので、あとから叱っても理解出来ません。
出来る限り、悪い事をしたらその場で「ダメ」と叱りましょう。
猫のしつけについてのまとめ
痛みを伴うしつけは、基本的に効果がありません。
必ず言葉や行動で覚えさせてあげましょう。
また、1度で覚えられる人もいないように、猫も何度も繰り返し教えることによって覚えることが出来ます。
繰り返し行うときは、悪いことをするたびに同じ言葉で叱ってあげましょう。
何度も行うことが大切、という事を忘れずに根気よくしつけを行えると良いですね!