ウーパールーパー(メキシコサラマンダー)を飼う時に必要な道具
まず、ウーパールーパーを実際に飼う際に必要な道具を確認しましょう。
水生生物を飼い始める時、哺乳類と違うのは最初に必要な道具をそろえるところから始まります。
必要な道具一覧
- 水槽
- エアーポンプ
- ろ過装置
- カルキ抜き(必要に応じて)
- 餌
- 掃除用品
- 温度管理用品
絶対に必要になるのはこの環境です。
ろ過装置に関しては、初心者には必須だと考えられます。エアーポンプと一体化している物もありますので、そちらも検討してみてください。
また、エアーポンプが壊れることも想定して、予備のものを用意しておくことも、必要な環境として考えられます。
他の道具も、余裕があれば予備を用意しておくことが大切です。
特に水槽の大きさには要注意
ウーパールーパーを飼う上で特に重要なのは『水槽の大きさ』
狭い水槽の場合、ウーパールーパーにとってストレスになる環境になりかねません。
また、単体でなく複数で飼う場合や、他の水生生物と混泳させる場合に、小さい水槽の場合、空気量の調整や水質管理が難しくなるため、初心者の人は特に『大き目の水槽』を選ぶことをオススメします。
具体的にオススメされる水槽は60cm水槽ですが、単体の場合は45cm水槽でも問題なく飼育できると考えられます。
ろ過装置・エアーポンプは、この水槽の大きさに合った物を選びましょう!
カルキ抜きは家の環境によって必需品
日本の水道には『塩素』が入っています。
水道水は人に対して害がない分量の塩素が法律で定められていますが、水生生物にとっては害になる可能性があります。
この水道水の塩素を抜く方法は2つ
- 空気や日光に当てて塩素を抜く
- カルキ抜きで塩素を抜く
庭があったり、ベランダやバルコニーが広い家に住んでいる人の場合は、この日光や空気に当てて塩素を抜くことが可能になります。
その場合は、タンクなどに水道水をためておくと、いざという時の非常用水になるほか、掃除の際の水の入れ替えにも使えるのでオススメです。
これが出来ない環境の人は、小さいバケツを用意して、カルキ抜きで塩素を抜いた水を掃除の際に入れ替えをしましょう。
具体的な掃除道具
水槽の掃除をするのは、一気にすべて掃除をする場合はスポンジと、食器用洗剤で掃除が可能です。
洗剤を使う際は必ずすすぎ残しがないようにしましょう。
掃除の際に、ウーパールーパーを一時避難させるためのバケツも必要です。
他には、餌の食べ残しなどをすくう網やスポイトを用意しておくことも大切です。
食べ残しが腐ってしまうと水質を一気に悪くするので、ウーパールーパーが病気になる可能性もあります。
ウーパールーパーの餌は様々
ウーパールーパーの餌は、市販で売られている人工飼料や冷凍餌など様々な種類があります。
初心者の場合は人工飼料が保存性も高いためオススメです。
慣れてきたらほかの餌も考えても良いですが、栄養バランスを考えるのが難しいので、その点には注意が必要です。
※詳細は後日まとめる予定です
水温管理の道具は冬場や夏場に大活躍
ウーパールーパーは比較的冷たい水を好むため、夏場はクーラーファンなどで水温を下げる事が大切です。
26度を超えると餌を食べなくなるなどの可能性もあるので、24度以下を目指しましょう。
また、冬場は10度以下にしないように心がける必要があります。
基本は15度前後が好ましいです。
室内に置いてある場合は、暖房をつけた部屋であれば問題ないと思います。
また、外出時部屋が寒くなるのであればに水槽用のヒーターを使うのでこの温度を保つことが大切です。
暖房をつけるよりも局所的な暖房になるので、その方が電気代も安くなります。
比較的高温に弱く、低温に強いので、夏場の温度に要注意しましょう。
夏場にクーラーファンなどを購入する余裕がない場合は、凍らせたペットボトルを浮かべる事で温度を下げることも可能です。ただし、急激な温度変化はウーパールーパーの体調を崩す原因となるので、水温には注意をしておきましょう。
あると良い道具もご紹介
初めての人が分からないのは底砂などの、環境整備。
底砂などは絶対に必要な物ではありません。むしろ、誤飲などの危険性もあるため、無い方が良い事の方が多いです。
そこで、あると良いものもご紹介します。
- 隠れ家
- 照明
- 水温計
隠れ家はウーパールーパーのストレスを減らす
ウーパールーパーは自然界で岩場などに隠れて生活をしています。
そのため、自然環境に近づけて隠れる場所を作ってあげる事が、一緒に生活をするうえでストレスを減らす方法です。
水槽用の土管や、シェルターなどで隠れ家を作ってあげるのが良いです。
掃除の利便性を考えると、筒状のものが隠れ家としてオススメ。
岩の形状をしたシェルターの場合、角が出来るため隙間が掃除し辛い場合があるため、初心者向きではありません。
照明は温度管理の一環で使うことも可能
冬場に温度管理の道具として、ライトを使うことも可能です。
吊り下げ式のライトで、夏場と冬場で距離を変えることによって、温度管理の一環にする場合もあるようです。
また、昼と夜の温度を切り替えるための道具としても使える他、体調観察の際の手助けにもなるので、あると便利ですね。
水温計は必須ではないが初心者は購入しておくべき道具
ウーパールーパーを飼い始めるときに『水温管理』はある程度大切です。
特に上記でも書きましたが、高温よりも低温にした方が良い場合が多く、その状況判断の材料として水温計は大切です。
慣れている人であれば、ある程度なくても大丈夫と言う事もありますが、慣れていない人は温度が分からない事が多いので、用意しておく方が無難だと言えます。
道具をそろえてウーパールーパーを飼い始めよう
ウーパールーパーは比較的飼いやすい水生生物です。
道具をそろええて、飼い始めるようにしましょう。
また、ウーパールーパーは自然で絶滅が危惧されている生物なので、飼う際はその点を念頭に置いて飼うようにして下さい。
※日本で売っているものは、ワシントン条約で指定される以前に輸入されたものの養殖なので、飼うことは問題ありません