コリドラスの飼い方。基本的な情報
コリドラスは水槽の下の方で生活をする『底物』と言われる種類の魚です。
なので、基本的な飼い方としては『水質管理』と『底材の清潔さ』が重要になります。
比較的体が丈夫な魚なので、水質管理はシビアに行う必要はありませんが、最低限は必要です。
ろ過装置などを設置しておくと良いですね。
混泳をさせない場合は上部に吸水口がある物の方が負担が少なくて済みます。混泳させる場合は、一番環境に馴染み辛い魚に合わせるので良いでしょう。
コリドラスは雑食性の魚で、水中の下の方にある食べれるものは何でも食べてしまいます。
どちらかというと肉を食べる事が多いですが『水中の掃除屋さん』と言われるコリドラスなので、なんでも食べてしまいます。
口に入る大きさの物をむやみに沈めないようにすることが大切です。
コリドラスは水流に向かって泳ぐ習性がある
コリドラスを飼育する際に『水流』を作るのは必須ではありません。
初心者が勘違いしやすい点としては『喜んでいるからもっと水流を強くした方が良いのでは?』という点です。
本能的に水流に向かって泳ぐのは流されないようにしているだけなので、あまり過度な水流を作らない方が無難です。
また、全体に水流を作らないようにしておく方が良いでしょう。
休めるようにシェルターなどの水流を回避できる場所を作っておけば、負担も少なくて済みます。
他にも餌が飛散するなど、掃除の問題も出てくるので、ある程度簡単な設置が良いと考えられます。
コリドラスを飼う際に用意するもの
コリドラスを初めて飼う時は、最初に一通りの器具が必要です。
- 水槽
- エアポンプ(エアレーション用品)
- ろ過装置(フィルターなど)
- 水質水温管理用品
- 餌
水生生物の中でも最低限の飼育用品で飼うことが出来るので、初心者にオススメされますね。
温度は25度前後を保つように出来るサーモ、ヒーターを用意してあげてください。
底材の砂利などは必要?ベアタンクで飼える?
コリドラスを飼育する際に、初めての場合『ベアタンク』でも問題ありません。
ベアタンクとは、水槽の底に何も敷かない状態の事です。
底砂を入れる場合は、コリドラスが口に出来ないものを用意します。
また、角ばったものだと胸ビレや体を傷つける可能性があるので、なるべく角の少ないものを用意するのが良いでしょう。
PHなどの水質にも影響が出る事があるので、事前に検査をしておく方が良いですね。
繁殖の際にベアタンクを好まない個体もいるので、飼育の状況に合わせて変えるのが適切です。
水質管理用品は必須。病気を防ぐ・早期発見の為に
コリドラスを飼育する際に『カルキ』『PH』を最初に注意しておきたいところです。
他にも、炭酸塩硬度、硬度、アンモニアなど、検査しておきたい項目はありますが、後々覚えていくのが良いですね。
試験紙などで簡易的に検査することが出来て、本格的に検査をする場合は専用のキットを用意する必要があります。
テトラ (Tetra) テスト 6 in 1 試験紙など、複数の項目を検査できるものが最初に用意する試験紙としてオススメされることが多いです。
シェルターや水草などは徐々に増やしていこう
水草、シェルターなどを追加するときは、徐々に1つずつ増やしていきましょう。
理由としては『病原』になる可能性があるため。
一つずつ入れなければ、何が原因になったか分かり辛く、対処がしづらいのです。
拾ってきたものが原因になると思われがちですが、市販の物でも、何か病気の原因になるものが入っている可能性があるので、少しずつ数を増やしていかなければなりません。
特に、水草関係は病気を運んでくることがおおいので、事前に数日洗ったり水替えを別の容器で行ったりしておきたいものです。
混泳させるのも単体飼いも、最初が肝心なコリドラス
コリドラスを飼い始める時、一番肝心なのは最初です。
ある程度適応能力が高いコリドラスですが、急激な変化には弱いので、徐々に水に慣らしていったり、水槽に迎え入れる際に水槽に浮かべて温度を同じにするなど、基本的な事を忘れてはいけません。
また、混泳させる際にほかの魚がコリドラスを傷つけないかを事前に調べておくことも大切です。
『水槽のお掃除屋さん』と言われるように、他の魚と混泳させる事が多い魚なので、アクアリウムが初めての人や、これから発展させていく人が飼うのにオススメですね。
もちろん、単体飼いをして可愛がるのも一つの飼い方としてオススメです!
ショップで購入したら単体ごとに梱包してもらう
アクアリウムショップやペットショップで購入したら、単体ごとに梱包してもらう方が無難です。
コリドラスはヒレが固いので、コリドラス同士で怪我をさせてしまう恐れがあるためです。
怪我をしてしまう+新しい環境というのは特にストレスが大きくなるので、迎え入れるのにはあまり適切な状態とは言えません。
なので、出来るだけ別々にしてもらって、迎え入れてくださいね!