子猫におやつは必要ない
生後一年未満の子猫には、基本的におやつは必要ありません。
むしろ、おやつを与えてしまうことで栄養たっぷりのミルクや総合栄養食を食べられなくなってしまうことの方が問題です。
ですから、生後一年を過ぎるまではおやつは与えなくてもよいと思ってください。
おやつはいつから与えていいの?
どうしても与える場合は、生後半年を過ぎてからにしてください。
詳しくは後述しますが、生後一年未満の子猫に与えるためのおやつも販売されています。
子猫におやつをあたえる意義
子猫におやつを与えるとすれば、以下のような事情がある場合です。
楽しみのためではなく、あくまでも以下のような理由があるときに与えるようにしてください。
食欲増進のため
たくさんの栄養を必要とする子猫でも、体調や病気によって食欲がなくなるときもあります。
そんなときに、全く餌を受け付けなくなってしまうくらいなら、おやつでも食べられた方がマシです。
また、基本的にはおやつは本当にほんの少しだけ与えるようにしてください。
指先につけて舐めさせたり、ドライタイプのものなら一粒を細かく砕いて与えるだけです。
おやつを食べられたことをきっかけとして、栄養の豊富な餌を与えるようにしてください。
しつけのご褒美に
子猫の社会化期(3~9週齢頃)は、様々なことを経験させたり、しつけを行う時期です。
この時期に、トイレのしつけや噛み癖、爪とぎ、ブラッシングのしつけを行います。
なかなか出来なかったことが出来るようになったら、ご褒美としてたくさん褒めてあげ、おやつをほんの少し与えても構いません。
ご褒美としておやつを与える場合は、週に何度かおやつを与える機会があるかもしれません。
一回分の量は控えめにしましょう。
子猫におすすめのおやつ
基本的には、「子猫用」と表示されているものを選びます。
中でも、原材料に着色料や保存料といった添加物が含まれていないものを選んでください。
CIAOちゅ~る子猫用
CIAOちゅ~るは、猫の食いつきが良いことで有名な猫のおやつです。
原材料も安心な素材が含まれているので、おやつとしてはおすすめです。
しかし、一回に与える量は少ないため、残りは別の容器に移し替え、冷蔵庫で保存することになります。
そして与えるときは常温に戻してから与えるので、おすすめなのですがおやつとしては使い勝手が悪いかもしれません。
成猫が一緒にいる場合なら、残りを成猫のおやつにしてあげても良いでしょう。
焼ささみ 子猫用
色々な味に慣れさせるという意味で、素材をそのまま使った焼ささみもおすすめです。
細かく裂いて、少しずつ与えてあげましょう。
子猫のおやつについてまとめ
子猫に、おやつは必要ありません。
ただし、食欲を増進させるとき・しつけが上手くいったときのご褒美に少量与えるのは構いません。
あくまで量に気を付けて、主食である総合栄養食できちんと栄養がとれるよう気を付けながら与えてあげてください。
またこれは個人的な好みですが、小さな体でおやつを食べている様子を写真に残しておけば、成猫になって少し多めのおやつを与えながら「あの頃はこんなにちょろっとしか食べられなかったのにねえ」と感慨に浸れるので良いかな、と思います。