プレコの飼い方は単体飼いが基本
プレコと一口に言っても様々な種類がいますが、初めての人は単体飼いが基本になる事を覚えておいた方が良いでしょう。
一番大きな理由としては『体調が大型になるものもいる』という点。
小型のプレコと見分けがつかず、プレコだからと言って買ってくると、体調が30cmを超えて飼いきれなくなる、という事が起きかねないためです。
そのため、プレコを飼う際は、単体飼いが基本になる。もしくは、ちゃんと小型のプレコで広い水槽を使い混泳させる、という事を知っておきましょう。
縄張り意識が強いプレコ
プレコを飼うときに、小さい水槽で何匹も飼っているとケンカをして、ケガをする事があります。
プレコは縄張り意識が強い種類の魚なので、狭い水槽の中で複数飼ってしまうと、ケンカをして傷つけ合ってしまう事があります。
水質維持が重要
ペット・観賞魚として飼われるプレコの多くは、水質の悪化や急激な変化に弱い種類が多いので、水質維持には注意を払いましょう。
初心者がプレコを買うのであれば、大きめの水槽をオススメします。
水が多く入れば、その分水質が悪化することが少ないので、危険を減らすことが出来るためです。
水流は種類に合わせて調整する
プレコは種類が多く、水流を一口に必要か不要かを断言出来ません。
ちゃんと種類や大きさなどに合わせて、水流などの強さを考えましょう。
よくあるプレコの死因。注意すること
プレコのよくある死因をいくつか挙げておきます。
特に注意しておきたい内容を知っておきましょう。
多くの死因は栄養不足
先に述べたようにプレコの飼い方としては単体飼いが基本ですが、慣れてくると他の魚と混泳させて行くことがありますね。
その時に特に気をつけてほしいのは、餌がちゃんと行き渡っているかということです。
底物全般に言えることですが、水槽の掃除屋さんと言われるがために、餌が下に溜まっているように感じますが、栄養素が少ないゴミなどを食べている可能性もあります。
沈む餌を別にあげるなど、餌をちゃんと届かせるようにあげる工夫をしましょう。
水質、水温、環境に適応出来ない
水温、水質、環境に対応出来ない状態は、主に水槽移動や水換えの時に置きます。特に初心者の人は、買ってきてすぐに水槽に移すのではなく、水温や水質に徐々に慣らして移動させて上げてください。
また、季節の温度変化にも注意が必要です。
多くのプレコはブラジルのシングー川を原産としています。水温としては、25度前後を好む種類のプレコが多いのは、この気候に近いからだと考えられます。
気候から考えて、高温に関してはある程度体制があると思いますが、冬場の低温は注意ですね。念のためヒーターとファンの両方を用意しておくのが良いでしょう。
基本的なミスで、酸素不足などもありますので、比較的水質変化に強いプレコであっても、環境づくりには気を使いましょう。
比較的初心者向きの魚プレコだが。。。
水生生物を飼う上で比較的初心者向きの魚類のプレコですが、大きくなる種類などもいますので、予め下調べが大切な観賞魚です。
特に大型のプレコを無責任に飼って、川に捨ててしまい環境を破壊するという問題も起きています。
2017年3月19日に放送された『鉄腕DASH』でも、環境を破壊する外来魚として取り上げられていました。
出典:ザ!鉄腕!DASH!! / 日本テレビ
すべてのプレコがこのように野生化出来るわけではありませんが、やはり一度繁殖に成功してしまうと環境に適応して数を増やしていき、在来種の生態系を壊す原因となってしまうので、飼いきれなくなったからと言って、放流だけは絶対にやめてくださいね。