水槽の中の防災!空気の対策で用意できるもの!
災害大国の日本で、防災は日常的に言われているので防災袋を用意している人も少なくありません。
ですが、水槽の中の防災も忘れてはいけません。
電気や水道が止まって、水槽の中の空気がなくなっていってしまうことがあります。
家が半壊するほどの災害の時はどうしようもありませんが、そうでないときは空気などにも注意してあげてください。
大きな水槽の場合は、すぐに空気はなくなりませんので、ある程度猶予があります。
小さい水槽の場合は、すぐに空気がなくなります。
大きさにかかわらず、魚が水面で口をパクパクし始めたら危険な状態なので、早めに対処しなければなりません。
水が止まった・こぼれてしまった時の対策
大きな水槽の場合は、多くの水が入っています。
防災としては、水槽の量の半分程度の水をストックで用意しておくのが無難です。
生活用水のストックのほかに用意するとなると、タンクを用意しておいて定期的に入れ替えるという形が一般的です。
保管しておけばカルキも抜けるので、普段の掃除用にも利用できます。
電気が止まってろ過機やエアーポンプが止まった
今の水槽事情で、コンセントの電気を使わないものはかなり少ないです。
メインで使っているエアーポンプのほかに、ソーラーパネル式のものもあるので予備を持っておくと便利です。
また曇りや雨の日、夜間の日光がない時間に関しては、バケツを使ったエアレーションを行うことが出来ます。
設置の簡単なイラストにしてみました。
酸素の出る石をストックしておく
便利な事に、酸素の出る石というのも売っています。
エアレーション用にスペースが確保できなかったり、日光が直接当たらない場所などの場合はこちらを利用するのも一つの手です。
普段の生活で使うのも便利です。
水質に懸念される意見もありますが、定期的な水の入れ替えが出来るのであれば問題ないと考えられます。
エアポンプなしで飼うこともできるので、普段からこちらに乗り換えも一つの手でしょう。
水温の維持は電気がないと難しい
特に温水魚の場合は、水温の維持がとにかく大変です。
一番現実的な方法としては、車のエアコン・ヒーターです。
ですが、これもガソリンが尽きれば終わりなので、なんとも……。
冬場に災害が起きてしまった例として、お湯を沸かして水槽の中に入れて温度調整をして助かった例もあります。
夏場に関しては難しいかもしれません。
水槽が割れてしまった場合
水槽が割れてしまった場合、愛魚が泳げるスペースがどんどん減っていきます。
電気と水道が確保できる状態であれば、すぐにバケツなどに水を汲んで移動させてあげてください。
カルキも気になる場合がありますが、ストックがなければ水道水でもかまいません。まずは安全確保から。
電気・水道も止まって水槽が割れてしまって、水のストックもない。となるとどうしようもありません。
水だけでも用意をしておくようにしましょう。
やっぱり一番の対策は電気を作れる環境を作る事
緊急時の対策として例をいくつかあげましたが、電気で解決する問題も少なくありません。
発電機や充電型の電源を用意しておくのが良いでしょう。
対策を考えていてわかりましたが、本当に水槽事情って電気に頼り切りなんですよね。
水槽の防災まとめ
水槽に対する防災は、やはりまずは電気!そして水!
愛魚を助けるためにはちゃんと事前の用意が大切です。
さらに、この対策は人に対する防災としてもかなり重要な点を抑えられるので、なるべく用意しておきたいですね。
特に発電機・蓄電器に関しては、携帯電話などの充電にも使えるので余裕があるのであれば是非一つ持っておきたい道具です。