クレートトレーニングが上手くいかないとき
子犬にとって、クレートトレーニングは欠かせません。
移動が出来るクレートの中で大人しくしていることは災害時や外出時に役に立ちますし、お留守番のときに安全に過ごさせてあげることも出来ます。
しかし、クレートの中に入るのを嫌がる子・クレートの中で大人しく出来ない子もいます。最初はどの子でもそうです。では、クレートトレーニングがなかなかうまくいかないとき、どんなところに注意してあげれば良いのでしょうか?
クレートトレーニングの具体的な手順については、以下の記事を参考にしてください。
まずはきちんとクレートに慣らす
まずは、クレートに対する警戒心や不慣れな感じを取り除いてあげてください。
警戒心が強い場合は、ハウスの横など、子犬が普段行き来する場所に置いて慣れさせることから始めましょう。警戒しなくなったら抱き上げてそっとクレートの中に入れて、少しでも大人しく出来たらたくさん褒めてあげます。
また、上下で取り外せるタイプのものを購入して、下の部分だけをベッドとして使うという方法もあります。
子犬が騒いでいる間は徹底的に無視
慣れていくにつれて、子犬がクレートの中に入ったまま扉を閉める段階があります。このときに、子犬がいくら騒いでも徹底的に無視するようにしましょう。騒いだ時に外に出してしまうと、「騒げばクレートから出してくれる」と覚えてしまいます。あまりにも静かにならないようなら、クレートを軽く叩く・揺することが落ち着くきっかけになることもあります。ただし、怯えてしまうほど強くはやらないでください。
基本的には無視をする、という方針で根気よく行ってみてください。
クレートの中に犬の好きなものを入れる
クレートの中にまだ進んで入りたがらない場合、クレートの中におもちゃやかじるおやつなどを入れてあげましょう。普段使っているタオルなども良いでしょう。「クレートの中=楽しいところ・リラックス出来るところ」と覚えさせてあげてください。
大人しく出来たらご褒美をあげる
コツとしては、大人しく出来たら大袈裟なくらい褒めてあげたり、とっておきのおやつを与えるなどしてご褒美をしっかりとあげることです。少しでも大人しく出来たら、すかさず褒めましょう。
子犬のクレートトレーニングまとめ
子犬のクレートトレーニングは、他のしつけ同様最初からすんなり上手くいくとは限りません。
基本的にはしっかりと慣らしてあげる・吠えても無視をする・静かに出来たらたくさんご褒美をあげる、ということを大原則に行ってください。