金魚にあげれる餌の種類
まず、金魚は何を食べるか確認してみましょう。
金魚の性質として『雑食性』と言われる食生活なので、口に入るものはなんでも食べます。
金魚はフナの突然変異種を観賞用に人工的に交配を繰り返した結果の生き物なので、同じような生態だと考えられます。
それから、金魚が食べられる餌の種類を確認してきます。
基本的な飼い方についてはこちらから
金魚が食べられる餌一覧
金魚が食べられる餌は大きく分けて以下の物に分けられます。
- 人工飼料
- 生餌
- ミミズ類
- ボウフラなどの水生幼虫
- プランクトン
- 水草
基本的に口に入るものだったら食べてしまうので、異物などの混入には注意しましょう。
異物があると、消化不良を起こして病気の原因になります。
一番いい餌は人工飼料!金魚の生態に合わせて選ぼう
金魚を飼う上で一番良いのは、人工飼料を与える事です。
特に『栄養バランス』について、他の餌と比べてバランスがとれており、金魚にとってプラスの要素が多いです。
また、金魚は人気の高い水生生物なので、他の水生生物よりも餌の種類が豊富で、大きさや金魚の好みに合わせて餌の切り替えが出来ますね。
出目金のような水槽の底の方を泳ぐのが好きな物には、沈殿性の高い(沈む)タイプの餌を与えるのが良いですし、和金の様に水槽全体を活発に泳ぐタイプには、浮くタイプの餌が合う事が多いです。
また、他の魚や数種類の金魚を飼っている場合は、餌の食べ方を観察しておく方が良いでしょう。
一部の金魚に餌が多く回ってしまい、栄養失調で死んでしまう個体が出てくることがあるためです。
その場合、沈むタイプの餌と、浮くタイプの餌の両方を併用するなどの対策をとるようにしましょう。
生餌や水草も餌として与える事が可能
金魚の場合は、雑食性なので生餌や水草も餌として食べてくれます。
活餌は口に入る大きさの物であれば、なんでもべてくれますが、『寄生虫』『病原菌』などに注意が必要になるためオススメできません。
特に寄生虫は発見が遅れると水槽全体に広まる危険性もあるため、注意しましょう。
また、生餌は水質を悪化させる原因にもなるので、水替え前など特定の場合のみ与える様にする方が良いとされています。
水草に関しては特に、アクアリウムを立ち上げて景観を良くしようとしていたのに、金魚に全部食べられてしまった。という事もあるので、その場合は餌の回数を増やす必要がありますね。
水草に近いものとして、アオコなどの植物性プランクトンを繁殖させて水槽内で餌の供給を循環させることも可能です。
ですが、グリーンウォーターと言われる状態になり、中が鑑賞できなくなったりするので、一般的に繁殖など以外でこの状態にする必要はありません。
以上の事から、結局のところ一番いいのは人工飼料、となるわけです。
金魚にあげる餌の量と適切な回数について
金魚にあげる餌の量と適切な回数は『少し少なめで、回数を多く』というのが基本だと覚えておきましょう。
更に詳しく解説していきます。
金魚にあげる餌の量は3分のタイマーでチェック
金魚にあげる餌の量に関しては、3分間で完全に食べきれる量。と覚えておきましょう。
和金の様に活発な金魚の場合は、1分もかからずに食べきってしまうことがありますが、餌の箱の内容量に書かれている分量異常を与える必要は基本的にはありません。
3分で食べきれない物に関しては、早めにネットなどで取り除きましょう。
こういったものが残っていると、水質が悪化して金魚に負担をかける原因となります。
3分で食べきれる量を1日2回
3分のタイマーで食べきれる量を測ったら、基本的に1日2回餌を与えてください。
金魚のような小魚の場合は、消化器官が小さいので一度に多くの餌を食べて消化吸収をすることが困難です。
そのため、回数を多く増やして、消化器官への負担を減らしてあげることにより、病気などのリスクを回避することが出来ます。
1日3回与える場合は、通常のタイマーの時間を短くしたり、純粋に量を3等分するようにして与えてください。
ただし、水槽に入れてすぐは餌をあげない
多くの水生生物がそうですが、金魚もまた買ってすぐに餌を与えないようにしましょう。
基本的に『2~3日は何もしない』というのが基本です。
新しい水槽に入った時に、水質が今までいた水と違うので、慣れるまで時間がかかります。
水に慣れる前に食事をしてしまうと、消化が出来ずに胃の中で腐ったり、詰まったりして大変危険です。
買ってすぐに全滅、という事にもなりかねないので、必ず日にちを数日おいてから餌を与えてください。