フグの飼い方の基本
『フグ』と一口に言っても、様々な種類がいます。
基本的に飼い方として共通している部分を今回紹介していきます。
淡水魚、海水魚、汽水魚のどれか知る
淡水魚や海水魚では完全に飼う環境が異なります。
また、河口や比較的海に近い川に住んでいるフグは『汽水』と言われる、海水と淡水が入り混じった所に住むフグもいるので、どこに住んでいる種類か知っておきましょう。
鑑賞用のフグの場合は、淡水や汽水に住む小さいフグが多いので、基本的にカルキを抜いた水道水で飼うことが出来ます。
観賞用のフグの場合は淡水、汽水の場合が多いので、ここでは基本的に淡水、汽水に住むフグの情報について書いていきます。
フグを飼う時は温度や水質を生息域に合わせる
基本的にフグを飼う時は生息域の温度に合わせる必要があります。
ヒーターやクーラーなどで、温度を合わせましょう。
鑑賞用のアベニーパファーなどの熱帯地域のフグの場合は、26℃前後に温度を合わせます。
夏場は扇風機などのクーラーを使い、冬場は水槽用のヒーターを使うことで温度を保つことが可能です。
基本的に熱帯魚は20℃を切らないようにセッティングをすることが大切です。
また、phは7前後で問題ありません。
水道水のphは7前後なので、水道水のカルキを抜いてから使うのが良いでしょう。
餌は人工飼料やアカムシ
餌として使えるのは、人工飼料やアカムシなどの生餌です。
人工飼料はバランスが取れているので、メインで与える餌としては人工飼料がお勧めです。
アカムシの場合は、ミネラルなどが少し不足するので、おやつとしてあげると考えた方がよさそうです。
フグは気性が荒く、雑食性が強いので他の小魚を入れて餌にすることも可能です。
ただし、小魚を入れる場合は、感染症などに十分注意して与える様にしましょう。
フグを飼い始める為に必要な準備
フグを飼い始める時に、水槽以外に何が必要なのかも確認しておきましょう。
・水槽
・エアポンプ
・溶岩石などの硬い隠れ家
・餌
・ネット
・温度計
・ヒーター
基本的にこれだけで飼うことが出来ます。
溶岩石を入れるのは歯の伸びすぎ防止
溶岩石などの硬い隠れ家を用意するのは『歯の伸びすぎ』を防ぐため。
歯切りなどをすることもありますが、リスクの問題を考えたら何か噛むことが出来るものを用意して、歯をある程度削るようにした方が良いですね。
活餌で小魚を入れるのであれば、骨を砕く際に歯が削れるので良いのですが、なかなかフグの為に魚をあげるのは躊躇してしまうことが多いので、こういった対応が良いと考えられます。
また、隠れ家として使えるものもあれば、その分ストレスも減らせるので一石二鳥ですね。
ベアタンク(底材ナシ)でも飼育可能
フグを飼う時にベアタンクでも飼育可能です。
底材をなしにして飼う場合は、エアポンプをフィルター型にするなどで、糞で水質が悪化していくのを遅らせる事が出来ますね。