動物看護師監修。ペットの総合情報サイト

 
ハムスターに適した温度。年間通じて20~25℃を保とう

ハムスターに適した温度。年間通じて20~25℃を保とう

あきら

ハムスターを飼うときに注意したいのが、温度の管理です。夏は涼しく、冬は暖かくで、年間を通じて20~25℃の温度を保ってあげてください。具体的な温度の管理方法や、やってはいけない温度の管理方法についてまとめました。

ハムスターに適した温度は20~25℃

ハムスターに適した温度は20~25℃で、人間と概ね同じくらいです。
ただし、人間の体感で快適だからと「これくらいでいいか」と判断してしまうのは絶対に避けてください。
ハムスターにとって快適な温度の管理方法と、使う道具、注意点などについて見ていきましょう。

ハムスター飼育の温度管理に使うもの

エアコン

特に夏場や冬場など、とにかく適温の20~25℃を外れる時期や地域では、エアコンを使ってしっかり温度管理してあげましょう。
夏場はクーラーの温度を25℃くらい、冬場は暖房の温度を21℃くらいでつけっぱなしにしておくことをおすすめします。
エアコンをつけっぱなしとなると電気代が心配なところですが、エアコンで一番電気代を食っているのは設定温度に到達するまでの時間です。
つまり、24時間同じくらいの温度を維持したところで、こまめにエアコンの電源をオン・オフするよりもよっぽど安くつきます。
それでもエアコンが不要な時期に比べて、エアコン代が数千円高くなってしまうことは避けられません。
が、ハムスターの温度管理をする上で、部屋全体を暖める・冷やすことはとても重要です。
ハムスターの命や体調を保ってあげるためと考えて、辛抱してあげてください。

温度計

ケージ内の温度を測れる温度計を設置しておくことを強くおすすめします。
何故なら、エアコンや温度計などで室内の温度が20~25℃の適温になっているように見えても、ケージ内はそうでない温度になっている可能性があるからです。
そのため、ケージ内の温度・湿度を測れる以下のような商品をおすすめします。
温度センサーのついた先端部分をケージの中に入れれば、温度計自体をケージの中に入れなくてもケージ内の温度を正確に測ることができます。

ヒーター

室温を適温に保ってあげた上で、ヒーターも設置しておきましょう。
飼い主さんが眠っている間などに、予想外にケージ内が冷え込んでしまったときに備えるためです。
もちろん、エアコンでの温度調整をしない場合は、ヒーターは必須です。
ヒーターを設置する場所は、巣箱の下を避けることをおすすめします。
巣箱の下にヒーターを設置すると、巣箱の中の温度が上がり過ぎてしまいます。
その結果、ハムスターが巣箱の中で快適に過ごせなくなってしまうでしょう。
ケージの中の空いたスペースに設置してあげてください。

ひんやりグッズ

夏季は、エアコンでの温度調整に加えてひんやりグッズをケージ内に設置してあげましょう。
以下に紹介するような専用のグッズを買ってもいいですし、家にあるお菓子のフタなどを使っても構いません。

ハムスターに適した温度と湿度の管理

夏のハムスターの温度管理

ケージ内の温度を20~25℃にしっかり管理すると共に、暑そうにしていないかも見てあげてください。
ひんやりグッズの上でぺたーっと寝そべって、体が伸びている(俗にいう「溶けている」状態)なら、暑いのかもしれません。
また、お腹を出して寝ている姿にも要注意です。
ハムスターがお腹を出して仰向けに寝ている姿はかわいいですが、これは暑いときのサインです。

冬のハムスターの温度管理

冬は逆に、寒そうにしていないか見てあげましょう。
ヒーターの近くで丸まって出てこないようなら、寒いのかもしれません。
もう少しだけ室温をあげ、様子を見てあげてください。

また、ヒーターなどで暑すぎていないかも確認してあげてください。
ケージ内の温度が上がり過ぎると、脱水症状を起こしてしまいます。
温度調節の出来るヒーターか、上記で紹介したような低温のヒーターを使うようにしてください。

ハムスターにとって快適な湿度の管理

ハムスターにとって快適な湿度は、40~60%です。
冬場やエアコンをずっとつけているときなど乾燥してしまう場合は、洗濯物を干したり近くに濡れたタオルを置いたりして湿度を上げてあげましょう。
困るのが梅雨時などの湿度の高い時ですが、エアコンの乾燥モードを使う・ケージの通気を良くするなどして湿度を下げてあげてください。
また、湿度が高い時は餌や野菜などの食べ物も傷みやすいので、気を付けてあげましょう。
さきほど紹介した温度計は、湿度も測れるのでおすすめです。

適温を外れるとハムスターはどうなる?

20~25℃がハムスターにとっての適温だというのは繰り返しお伝えしてきました。
では、その適温を外れてしまうとハムスターはどうなってしまうのでしょうか?

寒すぎる場合

10~20℃の気温の場合、ハムスターの動きは鈍くなります。
死んでしまうことはありませんが、寒いので床材やヒーターの近くなどで潜ってばかりになり、活動量が減少します。
ずっとその状態が続くと、当然ながら弱ってしまいます。

10℃を下回ると、疑似冬眠を行い、大変危険な状態になります。
疑似冬眠とは低体温症のことで、寒さに耐えきれず体温と代謝を低下させ、何とか生命を保っている非常に危険な状態です。
疑似冬眠と死亡している状態を見分けるのは非常に難しく、また一歩間違えば死んでしまうような危険な状態になります。
絶対に疑似冬眠はさせないように、最低でも15℃くらいの室温は保ってあげてください。
疑似冬眠について、詳しくは以下の記事をご覧ください。

暑すぎる場合

27~30℃の温度で、ハムスターは餌を食べる量や活動量が低下します。
非常に弱る子も出てきます。

30℃を超えると、どんなに健康なハムスターでも熱中症を起こして一瞬で死んでしまうことがあります。
30℃以上の気温には、ほんの数分でもならないように気を付けてあげてください。

ハムスター飼育の温度管理の注意点

扇風機を使うときの注意

ハムスターのケージの温度管理をするときに、扇風機を使うときは注意が必要です。
扇風機の風が、ケージやハムスターに直接当たらないように気を付けてあげてください。
ハムスターは風を嫌がります。また、扇風機の音もストレスになります。
扇風機はケージの遠くの部屋の隅において、部屋の中の空気を循環させるのに使ってください。

保冷剤や凍らせたペットボトルを使うときの注意

保冷剤や凍らせたペットボトルを使うのは、あまりおすすめはできません。
温度が低くなりすぎてハムスターの行動範囲を狭めてしまう恐れがあるのと、水滴の処理が大変だからです。
水滴の処理をしないでおくとケージ内の湿度が上がってしまいますし、衛生的にもよくない影響があります。
どうしても使う場合は、タオルに厚くくるんで使用するようにしてください。
特に保冷材は、かじって中身が出てしまうと誤食の恐れがあるので、ケージの外側から当てて使用するようにしてください。

カイロを使うときの注意

使い捨てカイロを使うのも、あまりおすすめは出来ません。
かじって中身を誤食する恐れがありますし、温度が高くなりすぎてしまいます。
使う場合は、ガチャガチャのカプセルなどに入れてケージの外から当ててあげるのが良いでしょう。

ケージ内の温度を測れているかチェック

温度計の話で少々触れましたが、室温だけでなくケージ内の温度を正確に管理するようにしてください。
室温が快適でも、ケージ内はなんらかの理由で快適な温度になっていない場合もあります。

急激な温度の変化に注意

寒いとき・暑いときに、エアコンなどで急激に温度を変えるのはやめましょう。
いくら適温に変えるといっても、10℃から一気に25℃、30℃から一気に20℃に変えるのではハムスターの小さな体にとても負担がかかります。
極端な温度になる時期だけでも、エアコンはつけっぱなしにしてあげて、急激な温度変化がないようにしてあげてください。

ハムスターの温度管理についてまとめ

ハムスターの温度管理については、気を付けてあげなければならないことがたくさんあります。
ケージ内の温度は20~25℃になるようにし、適宜ヒーターやひんやりグッズを使いましょう。
また、扇風機は直接風を当ててはいけません。使い捨てカイロや保冷剤を使うときも、誤食などに気を付けてください。

    この記事をシェアする

「ハムスター」の関連記事

小動物のカテゴリ一覧