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ハムスターに触る前に知っておいてほしいこと

ハムスターに触る前に知っておいてほしいこと

赤太郎 akataro  

私たちの両手に収まるぐらい体の小さなハムスター。 さて、人間に触れられているときのハムスターはどんな気持ちなのでしょうか。 これからハムスターを触るときの注意点を見ていきましょう。

動物に触る前、触った跡には手指の消毒を欠かさない

ハムスターのみならず、動物と触れる前、触れた後には手指の消毒をしましょう。洗剤を使って手を洗ってください。
人から動物へ、または動物から人へ、病原体が移ることを防ぐためです。
大切な家族を病気から守るために手指の消毒を心がけましょう。

いきなり触ろうとしないこと

例えば、新しくペットとして迎えた愛らしいハムスターの背中を私が指でつつき、その体を不意に持ち上げたとしましょう。
ハムスターは驚き、不安を感じ、人に触られることや人に持ち上げられることそのものが「怖い」ことだと覚えます
そうなると、再び私がハムスターに触れようと手を近づけた時に、暴れたり、噛みついたり、逃げようとしたり…ふれあうどころか扱うのも難しくなってしまいます。

必要以上に触らない

初めてハムスターを飼う方に多いのが、ハムスターを触り過ぎることです。
長い間触ったら人に馴れてくれる、ハムスターにもその気持ちが伝わるはず、と思う方もいるかもしれませんが、それはまずないです。
沢山触れば触るだけハムスターにとってはストレスになります。
ストレスから早死にの原因となることもあるので、触り過ぎるのはやめましょう。

人に馴れやすいハムスター

ゴールデンハムスター、ジャンガリアンハムスターは比較的人に馴れやすいハムスターだと言われています。
しかし、ハムスターにも個体差があり、すぐに馴れる個体と、馴れない個体がいます。

ハムスターを恐れない

新しく迎えたハムスターは、私たちが触ろうとすると、怖がって威嚇してくることがあります。
ペットショップの環境から私たちが用意した新しい環境へ連れてこられたハムスターは、様々なものに不安を感じているからです。

そのような時はまず、私たちに馴れてもらう必要があります。
声をかけたり、餌を手から与えたりするなどして、少しづつ私たち飼い主が怖くない生き物だと覚えさせるとよいでしょう。

ビクビクした動きで触るとかえって噛まれることもあるので、ハムスターをしっかり見ながら触れてください。
噛まれそうだと思ったら無理に触ろうとせず、時間をかけて少しづつハムスターとの信頼を築きましょう。

記事のまとめ・ハムスターを触り過ぎない!

ハムスターはストレスを感じやすい生き物です。
ハムスターにとって人間の手は巨大な壁のようなもので、人にベタベタと触られることは彼らにとって恐怖でしかありません。
自身の体より大きなものがこちらに向かって迫ってきたら恐怖を感じますよね。

ハムスターの健康を考えるならば触れすぎないのが一番です。

それでもやはり、ペットとして飼うならば、家族である愛らしいハムスターに触れたい気持ちもわかります。
私たちの手の中でハムスターが安心していられるように、正しい方法でハムスターと触れ合いましょう。

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