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うさぎの飼い方。ブラッシングについて

うさぎの飼い方。ブラッシングについて

あきら  

うさぎは自分でも毛づくろいをしますが、飼い主さんのブラッシングも欠かせません。特に長毛種の子は、毎日ブラッシングをして毛並みを整えてあげましょう。ブラッシングするときの注意点とともにまとめました。

うさぎのブラッシングの重要性

うさぎにとってブラッシングは欠かせません。
特に長毛種のうさぎさんは自分で毛づくろいをするときに抜けた毛を飲み込んでしまい、病気の原因になります。
また、毛並みが悪いままだと汚れも付きやすくなり、見目が悪いばかりか皮膚病の原因になります。
特に換毛期は、毎日短時間のブラッシングをして抜けた毛を取り除いてあげましょう。

特にブラッシングが重要なうさぎたち

中でも、特にブラッシングが重要なうさぎの種類の一例は以下の通りです。

  • アメリカンファジーロップ
  • イングリッシュアンゴラ
  • ジャージーウーリー
  • ドワーフライオン

つまり長毛種のうさぎ、毛のふわふわした種類のうさぎは、特にブラッシングが重要だといえるでしょう。

ブラッシングのときに用意するもの

ブラッシングをするときに必要なものは以下の通りです。

  • ラバーブラシ
  • コーム
  • 小さなコーム
  • タオル

これらの道具を用意して、うさぎのブラッシングをしてあげましょう。

うさぎのブラッシングの具体的な手順

うさぎのブラッシングの具体的な手順について解説します。
長くても15分程度で切り上げてあげるようにしてください。もちろん、ブラッシングが大好きでマッサージのように気持ちよく受け入れてくれる子ならもう少し長くなってもかまいません。

まずは抱っこして撫でてあげる

まずは膝の上にうさぎさんを抱っこして、たくさん撫でてあげてください。
ブラッシングを嫌がる子の場合、最初に落ち着いてもらうことが肝心です。

最初に素手でほぐしてあげる

最初は、素手でうさぎを撫でながら既に表面についている毛を取り除きましょう。
換毛期の長毛種のうさぎさんは、この時点で手に毛が付きます。マッサージをするように、全身の毛を手でほぐしてあげてください。
毛玉やもつれがある場合も、この時点で優しく取り除きます。

ラバーブラシで大まかな毛を取る

簡単に抜け落ちる状態になっている毛は、ラバーブラシで取ってあげるとごっそりと毛が取れます。
最初にここで大まかな抜け毛を取ってしまいましょう。春と秋の換毛期はとにかくたくさん毛が抜けるので、ブラッシングのやりすぎでは?と思ってしまうかもしれません。しかし、優しくお手入れしているだけで抜けるような毛は、どのみち生え変わるものです。ですから、あまり神経質に気にしなくても構いません。ただ、地肌が見えるくらいにはやりすぎないようにしてあげてください。

コームで全身をとかす

おしり、背中、頭、顔、顎と、広いところから狭いところまで順にとかしていってあげてください。
おしりや背中ならマッサージと同じ感覚で抵抗なく受け入れてくれるうさぎさんも多くいます。まずはやりやすいところから、少しずつ慣らしていってあげましょう。
ここで毛が引っかかるようなら無理にはとかさず、もう少し目の大きいコームに変えてみるなど工夫しましょう。

小さいコームで細かいところをとかす

次に小さいコームで、目の上や足など細かいところをといてあげます。
これは嫌がる子が多いので、手早く、しかしきちんとといてあげましょう。
目を覆ったり、いつもと違う部屋に連れて行くと大人しくしてくれやすくなります。

最後に、タオルでふき取る

最後の仕上げとして、濡らしたタオルで拭き取ってあげましょう。
タオルは濡らしすぎないように気を付けてください。うさぎの毛の表面が軽く湿る程度にしましょう。

仕上げはご褒美をあげる

ブラッシングが終わったら、ご褒美としておやつをあげましょう。
毎回必ずおやつをあげることで、「ブラッシングが終わるといいことがある」とうさぎに覚えさせるのが良いでしょう。

うさぎのブラッシングまとめ

種類によって程度は異なりますが、うさぎにとってブラッシングは欠かせません。
特に春と秋の換毛期は、毎日ブラッシングをしてあげましょう。そのためにも、普段から抱っこや体を触られることに慣らしておきましょう。

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