うさぎにおやつを与える意義
うさぎには、栄養的な観点から見ればおやつは必要ありません。
しかし、おやつを与えてはいけない・与えなくても良いのかというと、そういう訳でもありません。
うさぎにおやつをあげる意義について見ていきましょう。
飼い主とのコミュニケーション
うさぎにおやつをあげることは、うさぎさんと飼い主さんの良いコミュニケーションになります。
優しく撫でたり、名前を呼んだりしながら、おやつをあげてみましょう。
お迎えしたばかりの子うさぎちゃんに、飼い主さんに慣れてもらう手段としておやつをあげるというものもあります。
何も食べられないときの非常食として
病気や体調不良などで、うさぎさんは何も食べられなくなってしまうこともあります。
それを放っておくのは危険です。何も食べられないよりは、おやつでも食べられた方が良いでしょう。
ですから、普段から様々な種類のおやつをあげてみて、そのうさぎさんにとって目がない大好物を探しておくことは重要です。
いざというときでも、「これなら食べられるだろう」というものを見つけておいてください。
もちろん、餌を食べなくなったらすぐに動物病院に連れて行ってください。
しつけにおやつを使う
トイレが上手く出来たときや、爪切りを我慢したあとに、ご褒美としておやつをあげるのも良いでしょう。
うさぎさんにとって嫌なしつけやケアであっても、「これを我慢すればおやつをもらえる」と覚えておけば、すんなり受け入れてくれるケースもあります。
うさぎにおやつとして与えるもの
うさぎにおやつとして与えるものは、果物・野菜と市販のおやつの二種類に大別されます。
では、与えても良い果物・野菜や市販のおやつについて見てみましょう。
果物や野菜
うさぎさんにおやつとして与えても良い果物や野菜は以下の通りです。
- ニンジン
- 小松菜
- セロリ
- ブロッコリー
- パイナップル
- バナナ
- リンゴ
- イチゴ
新鮮なものをよく洗って、水気を切ってから与えましょう。
果物は糖分が多いので、一日にほんのひとかけらだけ与えるようにしてください。
本当にほんの少し、具体的には小指の第一関節までより少し小さいくらいでも、うさぎさんにとっては十分な量です。
市販のおやつ
うさぎの市販のおやつは、様々なものが売られています。
保存がきくという点で、重宝しても良いでしょう。
ただし、小麦粉を使用しているものは、とてもカロリーが高いので与えるときは注意してください。
硬い素材でできているものをあげれば、歯の伸び過ぎに一役買います。また、噛むことによるストレス解消のためにも良いでしょう。
うさぎのおやつについてまとめ
うさぎにとっておやつは重要な意味を持っています。
くれぐれも与えすぎないように、タイミングに気を付けて毎日ほんの少しだけおやつをあげるようにしましょう。