うさぎの基本の飼い方を把握しておく
うさぎをお迎えする前に、当然のことですが飼育方法をきちんと把握しておくようにしましょう。
飼育本を何冊か読み込み、ネットでも情報をたくさん集めておいてください。
うさぎさんをお迎えする前に、準備しておくべきものを準備することも重要です。
準備物も、知識も十分に整ってからうさぎさんをお迎えするようにしましょう。
うさぎはとても繊細な生き物
まず、うさぎはとてもとても繊細な生き物だということを頭に入れておいてください。
ストレスに弱いほか、骨も弱いので、精神的・肉体的ショックに非常に弱いです。
生後一ヵ月を迎えるまでは、突然死してしまうこともあります。
餌やトイレの世話だけはきちんとしてあげて、お迎えした当初はとにかくケージの中に慣れさせてあげることを第一に考えましょう。
お迎えして最初の三日間は触らない
お迎えして最初の三日間は、触らないことが原則です。
まだケージの中にも慣れていないのに、見知らぬ人間の手に触れられることは、うさぎさんにとってストレスでしかありません。
最初の三日間は、餌とトイレのお世話をするだけに留めましょう。
お子さんのいる家庭では、特に注意
お子さんがいるおうちでは、うさぎさんと一緒に遊びたいお子さんとの間で揉めることもあるでしょう。
しかし、お迎えして少なくとも三日間の間は、「触られたストレスで突然死してしまううさぎさんもいる」ということをきちんと伝えて、絶対に触らないように約束しておきましょう。
(触りたい気持ちは痛いほどわかるんですけどね……)
お迎えして四日目、初めて触るときの注意点
お迎えして四日目くらいになれば、たいていのうさぎさんはケージの中には慣れてきます。
ケージの中で落ち着いて過ごせているようであれば、その日からそっと触ってみましょう。
落ち着いて過ごせているかどうかは、うさぎさんの姿勢や様子で判断します。
お腹を床につけて座ったり、ころんと横になっていれば、十分落ち着いているといえます。
また、鼻がずっとひくひく動いている、目を大きくぱっちりとあけている、すぐに走り出せそうな体勢をしている場合は、警戒しています。そのタイミングでは、触るのを控えましょう。
壊れ物を扱うように優しく
初めて触る場所は、おでこから背中にかけてが良いでしょう。
ここはうさぎさんにとって、撫でられると気持ちのいい場所です。
おでこから背中にかけてを、優しくそうっと、壊れ物を扱うように丁寧に撫でてあげてください。
嫌がったら止めるようにします。
優しく名前を呼んであげる
撫でるときに、優しく名前を呼んであげるといいでしょう。
ただし、決して急に大きな声を出してはいけません。
うさぎは音に敏感で、小さな音でも十分に聞こえます。
優しく小さな声で、名前を呼びながら触ってあげましょう。
触るのは5分程度で済ませる
かわいいうさぎさんといつまでも触れ合っていたいものです。
が、どんなに大人しくしていても、最初のうちは触るのは5分程度にしてあげましょう。
最初に飼い主さんに恐怖心を抱いたり、長時間触ってストレスを与えてしまうのはよくありません。
触るのが難しそうなら、手渡しでご飯をあげることから
お迎えして四日くらいでは、まだ怯えてしまううさぎさんもいます。
うさぎさんの様子をよく見てみて、落ち着かないようなら、まだ触るのは止めておきましょう。
ケージの外から優しく名前を呼んだり、牧草などをケージの隙間から挿し入れて手渡しであげるといったコミュニケーションから始めてあげましょう。
名前をこまめに優しく呼んだり、優しく話しかけてあげたりすると、徐々に慣れて行ってくれますよ。
初めてうさぎを触るときについてまとめ
うさぎはとても繊細な生き物です。
始めてうさぎを触るのは、少なくともお迎えから四日目以降にしてください。
そのときもあくまで優しく、壊れ物を扱うように触ってあげます。
まだ飼い主さんに慣れていないようなら、無理に触らずそっとしておいてあげてください。