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うさぎが抱っこを嫌がる!抱っこをできるようにするには?

うさぎが抱っこを嫌がる!抱っこをできるようにするには?

あきら  

うさぎは、本能的に抱っこを嫌がる生き物です。とはいえ、健康チェックや移動のとき、ブラッシングのためにうさぎを抱っこすることは欠かせません。うさぎさんが抱っこを嫌がってしまう場合、どのように克服させてあげればよいのでしょうか?抱っこ克服の方法についてまとめました。

うさぎが抱っこを嫌がる理由

うさぎは本能的に抱っこを嫌がる生き物です。自然界では捕まること=体の自由を奪われることで、それは捕食されることを意味しているからです。
ですから、お迎えしたばかりのうさぎさんを抱っこしようとして、嫌がられるのは自然なことです。時間をかけて信頼関係を築き、飼い主さんに「この人には抱っこされても安心だ」と覚えさせてあげましょう。

うさぎを抱っこ出来るようにする方法

本能的に抱っこを嫌がるうさぎも、時間をかけて慣らしてあげれば抱っこ出来るようになります。
段階を踏んで、また、うさぎさんが抱っこのどこに不安を感じているのかを見ながら抱っこにチャレンジしてみてください。
詳しい手順と注意点について見てみましょう。

まずは触られることに慣らす

まずは、触られることに慣れさせてあげましょう。
触る前は必ず優しく名前を呼んで一声掛け、頭や背中をそっと撫でてあげてください。うさぎさんは撫でられるのが大好きな生き物です。まずはたくさん撫でてあげて、飼い主さんの手は怖くないということを教えてあげましょう。

抱っこするときはご機嫌を伺ってから

うさぎを抱っこするときは、落ち着いてリラックスしているときにしましょう。
耳がピンと立っているとき、後ろ足で立ち上がって周りを見ているとき、前脚で床をトンと叩いているときなどは、警戒しているときです。
少し距離を置いて、落ち着いてから抱っこチャレンジを始めましょう。

抱っこの仕方が正しいかチェック

次に、今チャレンジしている抱っこのやり方が正しいかどうかをチェックしてあげてください。
うさぎは抱っこされているときでも、抱っこの仕方が不安定だと恐怖を感じます。優しく抱っこすることは基本ですが、支えている手にしっかりと安定感を持たせてください。
また、うさぎさんが大人しくしていられるように、体をきっちりと支えられているか・嫌がるところを触っていないかチェックしてください。
うさぎの抱っこの種類とやり方については、以下の記事を参考にしてください。

膝の上に乗せる練習

飼い主さんに触られること・撫でられることに慣れてきたら、まずは膝の上に乗せる練習をしましょう。
飼い主さんが床に座った状態で、まずは膝の上に慣れてもらいます。このときも、最初に優しく声を掛け、撫でて落ち着かせてあげてから膝の上に乗せるようにしてください。膝の上でも撫でてあげたり、おやつをあげたりして、飼い主さんの膝の上=怖くない、ということを根気よく教えましょう。
膝の上に乗って大人しくなれるようになって初めて、抱き上げる形の他の抱っこにも挑戦します。このときも、万が一暴れて落ちてしまっても危なくないように座った状態で行ってください。

ケージの出入りには抱っこでしか出来ないようにする

ケージの中から外に出るとき・ケージの外から中に戻る時に、抱っこをしなければならないようにするのも一つの手です。こうすることで、少なくとも一日に一度は抱っこの機会が得られます。
出入りするときに、うさぎさんに優しく声をかけ、抱っこしてからケージから出したりケージに入れたりするようにしてみましょう。
ケージから出したあとに一緒に遊んであげたり、おやつをあげたり、一緒に部屋の中をお散歩したりして、ケージを出入りすることの抵抗をなくしてあげましょう。

長時間しつこく抱っこするのは避けよう

うさぎを抱っこすることは、健康チェックや移動などに欠かせないことです。しかし、嫌がるうさぎさんを抱っこしようと長時間・何度も挑戦するのはやめておきましょう。あまりしつこくやり過ぎると抱っこすることへの恐怖心が一層育ってしまいます。

うさぎの抱っこ克服まとめ

うさぎが抱っこを嫌がるときは、少しずつ触られることに慣れさせるところから始めましょう。
まずは撫でるところから、膝の上での抱っこ→お腹合わせ抱っこ→あお向け抱っこと、ハードルの低い順から試してみましょう。

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