うさぎを抱っこする意義
うさぎを抱っこする意義としては、次のようなものがあります。
- スムーズに移動するため
- クレート(移動用ケージ)に入れるため
- ブラッシングをするため
- 健康チェックをするため
- 爪切りをするため
- 飼い主さんとのスキンシップのため
別の部屋に移すとき、病院などに連れて行かなくてはならないとき、うさぎを抱っこしないわけにはいきません。
ケージから出したり戻したりするときに、抱っこが必要な場合もあるでしょう。
ブラッシングをしてあげるために、膝の上で抱っこ出来れば楽ちんです。
また、毎日欠かせない健康チェックを、抱っこが出来ないばかりに怠ってしまえばうさぎの寿命にも関わります。
そのほか、伸び続けるうさぎの爪を切るために、どうしても抱っこしてあげる必要があります。
また、飼い主さんとうさぎのスキンシップを取るという意味でも、抱っこは意義深いことです。
飼い主さんの腕の中で安心していられる子と、抱っこを嫌がって飼い主さんと密着する気配もない子とでは、日常のストレスの度合いも変わってくるでしょう。
うさぎの抱っこの種類とそれぞれのやり方
うさぎを抱っこするときには、目的に応じて次のような種類のものがあります。
- 膝上抱っこ
- お腹合わせ抱っこ
- あお向け抱っこ
抱っこと一口にいっても、目的によって抱っこの形や手順は違います。
詳しく見ていきましょう。
膝上抱っこ
座った飼い主さんの膝の上にちょこんとうさぎさんを乗せて、そのまま落ち着かせるという種類の抱っこです。
頭や背中を撫でてあげて、声を掛けながらブラッシングをしてあげるのに最適の抱っこです。
換毛期は、手で撫でながら毛を取ってあげるのもいいでしょう。また、爪切りもこの抱っこのときに行います。
また、うさぎさんと飼い主さんとのコミュニケーションにも最適です。
手順
体の両側からすくい上げるように抱えて、膝の上にそっと乗せましょう。
足の間にうずくまるようにさせてあげると安定します。うさぎさんを膝の上に乗せた状態で、頭や背中を撫でてあげましょう。
お腹合わせ抱っこ
飼い主さんのお腹とうさぎさんのお腹を合わせて、赤ちゃんの抱っこのように抱っこしてあげる形です。
別の部屋に移動するときや、移動用ケージに入れるときに必須の抱っこです。
また、外をお散歩中であれば危険な目に遭いそうなときに避難させてあげるときにもこの抱っこが必要になります。
手順
まずは声をかけてから、首の後ろの皮を大きく掴みます。
次に、うさぎのお腹を自分の胸に当てて、しっかりと抱っこします。このときに、片手はうさぎの背中を支え、もう片方の手でお尻をしっかりと支えてあげましょう。
下ろすときは、声を掛けてから首の後ろの皮を大きく掴んで、後ろ足からゆっくりと床に下ろします。
仰向け抱っこ
膝の上にうさぎさんをあお向けにさせて抱っこします。うさぎが嫌がることが最も多い抱っこのようです。
日々の健康チェックは、この抱っこなら簡単に行えます。
手順
うさぎの体の両側の皮を両手でたっぷりと掴み、体を持ち上げます。
膝の上にあお向けに乗せて、うさぎがリラックスするのを待ちます。この時、お腹には決して触らないようにしましょう。
この姿勢で、歯や口の周り、肛門周り、足の裏に異常がないかチェックします。
うさぎの抱っこについてまとめ
うさぎには抱っこすることは欠かせません。
膝上抱っこ、お腹合わせ抱っこ、あお向け抱っこの三つをマスターして、健康チェックや移動、爪切り、スキンシップなどを十分に行えるようにしてあげてください。