うさぎの主食は牧草
うさぎの主食となる餌は牧草です。
牧草を食べることには、主食としての意味合いはもちろん、歯の伸び過ぎを防ぐ・繊維質を摂取するという意味合いがあります。
どんな大事な牧草を与える際の、注意点について見てみましょう。
牧草をあげる量、タイミングは?
うさぎに牧草をあげる量としては、いつでも好きなだけ食べられるくらいという認識でOKです。
ケージ内のかごいっぱいに、溢れるくらい入れておいてあげましょう。
もちろん、毎日新鮮なものに取り換えてあげます。
うさぎに牧草をあげるタイミングとしては、基本的には朝と夜の二回です。
ただし、重要なのは時間ではなく、いつでも好きなだけ牧草を食べられるように、という点だということを頭に入れておいてください。
うさぎに与える牧草の選び方
うさぎに与える牧草の選び方については、牧草の種類がポイントになります。
牧草には一番刈りと二番刈りの二種類があり、それぞれの特徴は以下のようになっています。
一番刈り | 二番刈り |
硬め | 柔らかめ |
繊維質が多い | 繊維質が少ない |
カロリーが低い | カロリーが高い |
うさぎにとってよりおいしい |
では、一番刈りの牧草と二番刈りの牧草、どちらを選べば良いのでしょうか。
一番刈りの牧草
一番刈りの牧草は、栄養価が高く、硬いため歯の伸び過ぎ防止にも役立ちます。
ですから、基本的には一番刈りの牧草を与えるようにしてください。
二番刈りの牧草
では二番刈りの牧草は、どのようなときに選べばいいのでしょうか?
二番刈りの牧草には、うさぎにとってよりおいしい・柔らかい・カロリーが高いという特徴があります。
ですから、シニア期に入って硬い牧草が食べづらくなったとき・赤ちゃんのとき・病気のとき・食欲が落ちたときなどに与えてください。
うさぎに牧草をあげるときの注意点
うさぎに牧草をあげるときに、注意しておきたい点についてまとめました。
うさぎが牧草をこぼしてしまうとき
うさぎが牧草をこぼしてしまう・牧草入れをひっくり返すときには、なんらかの理由があります。
例えば、その子の食の好みがあるときです。茎の部分が好きな子もいれば、葉の部分が好きな子もいます。
自分の食べたいところを探すために、牧草をより分けて食べることがあるのです。
その場合は、牧草を落としてしまってもそれでも十分な量を食べられるように、こまめに補充してあげてください。
落としてしまった牧草は衛生的にも食べない方が良いので、捨てることになります。
もったいないですが、きちんと食べているのであれば問題はありません。
また、牧草入れをひっくり返してしまうときは、飼い主さんに構って欲しいときなどがあります。
やはり、毎日ケージから出して一緒に遊んであげましょう。
うさぎが牧草を食べないとき
うさぎが牧草を食べないときは、まずは病気のサインかもしれないと疑ってみてください。
健康チェックを行い、異変があるようなら動物病院に連れて行きます。
体に変化は見られないのに、牧草を食べていないようだ……と思われる場合は、まず本当に食べていないのかを確認してみてください。
一番刈りの牧草を与えていたなら二番刈りの牧草に、二番刈りの牧草を与えていたのなら一番刈りの牧草にと、変更してみるのもいいでしょう。
うさぎの主食、牧草についてまとめ
うさぎにとって、牧草は毎日食べる主食です。
一番刈りの牧草と二番刈りの牧草の特徴を理解し、その子に適したものを与えるようにしてください。
しかし基本的には、一番刈りの牧草を毎日たっぷり与えてあげましょう。