うさぎが足ダンする心理
うさぎが足をダンダンと踏み鳴らす行為のことを、スタンピングといいます。
通称、足ダンと言われることもあります。
うさぎが足ダンをする心理については、以下の記事で詳しく解説しています。
足ダンはやめさせた方がいい?
基本的には、うさぎの足ダンはやめさせた方が良いでしょう。
というよりも、足ダンする原因そのものを取り除いてあげることが重要です。
あまり頻繁に足ダンをしていると、足の裏に疾患を抱えてしまうこともありますし、うさぎの弱い骨にもよくありません。
原因別の足ダン対処法
足ダンをやめさせるには、原因別の対処が必要です。
順に見ていきましょう。
ストレスで足ダンする場合の対処法
うさぎが足ダンをするには、何らかのストレスを感じているケースが多くあります。
何か、うさぎさんのストレスになる原因は思い当たりませんか?それを取り除いてあげることで、よくなることもあります。
例をいくつか挙げておきます。
- ケージの場所が変わった
- 聴き慣れない音がする
- 嗅ぎ慣れない臭いがする
- 見慣れない人がいる
- 餌が変わった・減った
- 退屈している
これらが、うさぎの足ダンする原因として多いものの一部です。
うさぎさんや周囲の環境をよく観察して、ストレスの原因となっているものを取り除いてあげましょう。
外からの音で驚いて足ダンしている場合などは、抱っこして落ち着かせてあげたり、耳を手で覆ってあげるという対処法もあります。
退屈している場合は、構ってあげましょう。
ただし、ケージから出すのは足ダンが落ち着いてからです。
退屈して足ダンしたときに構ってあげると、「足ダンすれば構ってもらえる」と覚えてしまいます。
臭いに関しても、注意が必要です。
臭いの強い食べ物を食べた後や、煙草を吸った後などはうさぎさんに近づかないであげるのが良いでしょう。
発情期で足ダンする場合の対処法
発情期で足ダンしてしまうのは、仕方のないことです。
対処法としては去勢手術を行うことが挙げられますが、うさぎさんの体への負担や、繁殖の可能性を考えると、なかなか簡単に踏み切れるものでもないでしょう。
発情期でイライラして足ダンしてしまうときは、ケージに布をかぶせてあげたり、一人きりになれる空間に連れて行ってあげたりして、落ち着かせるというのが良いでしょう。
飼い主に構って欲しくて足ダンするときの対処法
先ほども触れましたが、飼い主さんに構って欲しくて足ダンする場合は、注意が必要です。
足ダンしている最中は無視して、コミュニケーションの手段として足ダンをさせないようにしましょう。
足ダンすれば構ってもらえる、と覚えてしますと、うさぎさんは足ダンを一種のコミュニケーションとして使ってしまいます。
どうしても足ダンが止まないときは
どうしても足ダンをやめさせられないときは、それがうさぎさんにとって害にならないようにという方向で考えてあげましょう。
ケージの材質を足に優しいものにする
頻繁に足ダンをするうさぎさんの場合、金網のケージは少々危険です。
硬い金網に何度も足ダンして叩きつけることで、足の裏に疾患を抱えるようになってしまうことがあります。
簡単な対処法としては、ケージにすのこを敷いてあげることです。
少々足ダンをしても、出来るだけ足や骨に負担が掛からないようにしてあげましょう。
動物病院に連れて行く
どうしても原因が思い当たらない場合、足ダンは病気のサインであることもあります。
日々の健康チェックと合わせて、動物病院に連れて行って診てもらいましょう。
その足ダンが突然するようになったものだったり、いくらなんでも頻度が多すぎるというものであれば、要注意です。
うさぎの足ダンをやめさせることについてまとめ
足ダンは、基本的には止めさせてあげた方がいいものです。
しかし、悪いことだから叱って止めさせるというのではなく、うさぎさんが足ダンしている原因を見極めて、それに合わせて対処をしてあげてください。