トイプードルのブラッシングは毎日必要
毎日の被毛のケアとして必要
ふわふわした毛が特徴的なトイプードルにとって、ブラッシングは毎日必須です。
ブラッシングを怠ると毛玉ができやすくなり、衛生的にも見た目にもよくありません。
また、皮膚や体のどこかに異常はないかを早期発見するためにも、ブラッシングは必須です。
飼い主さんとのコミュニケーションの手段として必要
ブラッシングのもう一つの意義として、飼い主さんとのコミュニケーションを取るというものがあります。
トイプードルはそこまで運動量が多くない小型犬です。そのため、一緒に活発に遊ぶ・散歩に行く以外のコミュニケーション方法として、トイプードルとの信頼関係を深めるための要素となります。
毎日のコミュニケーションの一環として、「ブラッシング=楽しい!」と思えるようなやり方をしてあげてください。
犬のブラッシングの基本的なやり方については、以下の記事を参考にしてください。
トイプードルのブラッシングに必要な道具
トイプードルのブラッシングに必要な道具は、以下の三点です。
- 獣毛ブラシ
- スリッカーブラシ
- コーム
獣毛ブラシ
獣毛ブラシは、全体の表面の被毛を軽く整えるときに使います。
痛みを与えることが少ないため、既にブラッシングを嫌いになってしまったトイプードルのブラッシングにおすすめです。
スリッカーブラシ
スリッカーブラシは、大まかなブラッシングや毛玉を解くのに使います。
毛玉を解くときは、くれぐれも引っ張ってしまわないように気を付けてください。
コーム
細かいところを徹底的にブラッシングするときには、目の細かいコームを使用します。
目の細かいものと粗いもの、二つ持っておくと良いでしょう。
トイプードルのブラッシングにおける注意点
毎日必要なトイプードルのブラッシングですが、注意点がいくつかあります。頭に入れておいてください。
まずはブラッシングに慣れさせる
トイプードルのブラッシングは、お迎えしてしばらく経ったらすぐに始めます。
子犬の時から、まずはコームやブラシ、飼い主さんの手に慣れさせておきましょう。
コームやブラシを体に軽くあて、ほんの少しだけとかしてあげることを繰り返し、「ブラッシングは怖いことではない」と覚えさせてあげてください。
手で優しくほぐしてあげることから始める
最初は、手で優しくほぐしてあげることから始めましょう。
被毛の絡まった部分をあくまで優しく、絶対に痛い思いをさせないように気を付けて解してあげます。
コームやブラシを使う前に、飼い主さんの手に慣れさせましょう。
ご褒美を取り入れ、「ブラッシング=いいことある」に
ブラッシング中、大人しく出来る度におやつをあげたり、褒めてあげたりしてください。
最初は嫌がって暴れる子でも、痛いことはない・むしろいいことがあると学習すればブラッシングさせてくれるようになります。
逆に言えば、怖い思いをすれば頭の良いトイプードルはずっと覚えてしまいます。
ブラッシングが毎日必要なトイプードルにとっては後々大変なので、子犬のうちから慣らしておいてあげましょう。
もつれは毛の根元を摘まんで
毛を引っ張って痛い思いをさせないように、もつれているときは皮膚に近い部分の根元の毛を摘まんで梳いてあげましょう。
愛犬自身が毛玉が出来ていることに気付かないくらい、優しく梳いてあげてください。
地肌にあたらないくらい優しく
ブラッシングするときは、あくまで優しくを心掛けてください。
皮膚を傷付けると病気の原因にもなるので、特に気を遣ってあげましょう。
解けないときはトリミングサロンに頼む
どうしても解けないとハサミで切る人もいますが、皮膚を傷付ける可能性もあるのでやめておきましょう。
綺麗な毛の状態でのカットならともかく、毛玉になっているとその分皮膚にも近いので、怪我をさせやすくなります。
どうしても自宅で切るなら、毛の根元部分をしっかりと指でつまんだ状態で(皮膚に刃が当たらないように)、絡んでいるところに少し刃を入れて切ります。そのあと、指でほぐしてあげてください。
自宅でケアしきれない場合はトリミングサロンに頼むことになりますが、毛玉料金がかかることもあります。
毛玉ができやすい部位
特に毛玉ができやすい部位は、以下の五つです。
- わきの下
- 足
- 耳の下
- 内また
- お尻
とはいえ、これだけあるとトイプードルは全身毛玉ができやすいものなのだと考えた方がいいかもしれません。
全身をくまなくチェックして、どこにも毛玉が出来ていないかよく見てあげてください。
毎日部位を変えて少しずつブラッシングしてもOK
毛質によってはとても毛が絡まりやすい子もいます。
一日に長時間かけて無理に梳かすよりは、日ごとに部位を分けて毎日ブラッシングしてあげるのが良いでしょう。
トイプードルのブラッシングについてまとめ
トイプードルのブラッシングは毎日必要です。
また、最初の時に痛い思いや怖い思いをさせないように気を付けましょう。
嫌がるようになったら、絶対に痛い思いをさせないように気を付けながら、ご褒美を取り入れてブラッシングしてみましょう。