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来客について 犬と一緒にお客さんを迎えるには?

あきら  

家にお客さんが来るとき、愛犬とはどのように引き合わせたらいいのでしょうか?犬がいる家庭での、来客時の注意点について紹介します。

犬にとって、来客とは?

家で愛犬と一緒にお客さんを迎えると、子によって反応は様々です。
主に見られる反応と、その心理についてまとめました。

大歓迎、大喜びの犬もいる

お客さんが来ると、尻尾を振って大喜び、飛びついてしまう子もいます。
心理の一つとしては、楽しさや好意から興奮していたりするというのが挙げられます。
もう一つは、構ってほしくてじゃれつきたいという場合です。
お客さんの相手をしていて飼い主さんが構ってくれないと、ますます飛びついたりということもあります。

来客は侵入者!受け付けてくれない犬も

自分の家の縄張り意識が強く、お客さんを侵入者とみなして受け付けない犬もいます。
子犬のときから、他人や外の環境に慣らしていない犬には多いようです。

良くも悪くも態度が急変することも

普段はクールなのにお客さんにはしっぽを振ったり、普段はいたずらするのにお客さんの前ではいい子にしていたり、といったケースもあります。
これは、その犬なりの人見知りと考えてよいでしょう。他人の前でお利巧にしようという見栄ではなく、家族以外には素顔を見せたくないという心理の表れです。

来客時の注意点

では、お客さんを迎えるとき、具体的には何に注意すれば良いのでしょうか?
気を付けたいポイントについてまとめました。

犬のしつけが出来ていない場合は人を呼ばない

厳しい言い方ですが、普段から犬との信頼関係・上下関係がきっちり出来ていない場合は、お客さんを呼ばない方が良いでしょう。
お客さんにも愛犬にとっても、不幸なことになりかねません。

お客さんが犬嫌いでないか事前に確認を

そもそもお客さんが犬が嫌いでないかどうか、きっちり確認しておきましょう。
愛犬家であろう飼い主に向かって「犬は嫌い」と言いにくい人もいるでしょうから、ある程度仲の良い人しか呼ばない方がいいかもしれません。

万が一にも、怪我をさせないように

もちろんですが、お客さんにも愛犬にも怪我をさせないように目を光らせてください。
中には犬の扱いがぞんざいな人もいるかもしれませんし、犬が予想以上に興奮してしまうかもしれません。

お客さんに犬との接し方を伝える

基本の接し方としては、触るときは犬に手の匂いを嗅がせてから優しく撫でてもらうようにしましょう。
その子が触られたくないところや、されて特別嫌がることも伝えておきます。

膝掛け・手指消毒液を用意しておく

犬カフェ、猫カフェなどでも膝掛けが用意してあることがありますね。
犬は嫌いじゃないけど、少々潔癖で……というようなお客さんのために、膝掛けや手指消毒液があるといいかもしれません。
どちらかというとお客さんへのおもてなしの範疇ですが、頭に入れておいて損はないでしょう。

どうしても興奮したり、怯えたりする場合は

あまりに興奮したり、怯えたりする場合、抱っこして落ち着かせてあげるのが良いでしょう。
またケージに入れてしまったり、別の部屋に離しておいてお客さんと別々にするのも手です。

普段からのしつけ・信頼関係が大切

犬と一緒にお客さんを迎えて何か困ったことがあったとき、結局は上下関係が出来ていればそう大事に至ることはありません。
普段からしつけをしっかりと行い、愛犬自身のためにも、周囲の人たちのためにも愛情を持って接してあげてください。

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