トイプードルと遊ぶ意味
トイプードルは活発で友好的な犬種なので、飼い主と遊ぶことが人一倍、いや犬一倍大好きです。
獲物を追う習性などの本能が満たされますし、ストレス解消のためにも、トイプードルと遊んであげることはとても重要です。
また、遊びを通して飼い主と触れ合うことでコミュニケーションの機会にもなり、信頼関係にもつながります。
トイプードルの性質
トイプードルは賢い犬種です。
そのため、頭を使う遊びはトイプードルの満足度を高めてくれます。
また、明るい性格で遊び好きでもあります。
小型犬のため多くの運動量を必要としない分、散歩の時間はあまり長くありません。
そのため、室内での遊びが多くなるでしょう。
トイプードルと遊ぶときの注意点
飼い主がリーダーとなって遊ぶ
遊び始めと遊び終わりは、飼い主さんが決めましょう。
トイプードルがおもちゃを持ってくるたびに遊んであげる、ということを繰り返していると、いつでもトイプードルの都合で遊ぶことになってしまいます。
しつけの意味も込めて、飼い主さんが遊ぶ時間を管理しましょう。
もちろん、遊びに誘った時にトイプードルの気が乗らないようであれば、無理に遊ぶ必要はありません。
ただし、遊ぶ気がなさそうな時間が長く続く場合は、体の不調を疑ってみてください。
激しすぎる動きは避ける
トイプードルは、膝蓋骨脱臼や四肢骨折を起こしやすい犬種です。
そのため、高いジャンプや回転、急停止・急カーブなど激しい動き・関節に負担がかかる動きは避けましょう。
段差や障害物に足を取られて転ぶのも危険です。
外で遊ぶ場合は安全な環境かどうかを見てあげてください。
家の中で遊ぶ場合は、家の中に段差や障害物になるものを作らないようにしてあげてください。
トイプードルとの遊び方
トイプードルを満足させてあげるために、遊びの種類もバリエーションがあった方が良いでしょう。
以下、各遊び方について詳しくお伝えします。
取って来い
よく見る、ボールを投げると犬が加えて持ってくるあの遊びです。
場合によっては、最初におもちゃを咥えさせた段階でおもちゃを放してくれないこともあります。
そういう場合は、取られたままにするのではなく根気よく渡してもらえるようにしつけましょう。
「ちょうだい」という声を掛ければ、きっちり持っているものを渡してくれるようにします。
おもちゃを離してくれたらすかさずおやつをあげて、たくさん褒めてあげます。
少し離れたところのおもちゃも取りに行けるようになったら、段々距離を伸ばしてみましょう。
どこにはいってる?
宝探しのような遊びです。
まずは、紙コップを複数個とおやつを用意します。
探し出す楽しみが分かってきたら、紙コップを三個、四個と増やしてやってみましょう。
慣れてきたら、バリエーションをつけると良いでしょう。
おもちゃの下におやつを隠して探させてみたり、トイプードルと遊ぶ用の毛布やタオルの下におやつを隠してみたりすると良いでしょう。
また、おやつの代わりに好きなおもちゃを隠すのも喜びますよ。
マグネット遊び
飼い主の手にくっついて歩かせる遊びです。
注意点としては、手を噛んだら絶対におやつはあげないでください。
噛めばおやつをもらえると間違って覚えてしまいます。
この遊びを繰り返していると、おやつがなくても飼い主さんの手についてくるようになります。
しつけの意味でも有効な遊びです。
散歩
散歩も、遊びの一環と捉えていいでしょう。
普段と違うコースと通ったり、歩くスピードに緩急をつけたり、毎回違うおもちゃを持って行ったりと、バリエーションを付けて散歩に向かってみてください。
時間は、一日に三十分程度がいいでしょう。
おもちゃをあげる
何種類か買い与えて、色々なもので遊ばせてあげると良いでしょう。
また、歯磨きガムを噛ませることを遊びのひとつとしてしまえば、口内環境をよくするのに効果的です。
トイプードルは歯周病になりやすい病気なので、毎日の歯磨きに加えて歯磨きガムで遊びましょう。
犬のおもちゃにも様々なものがありますが、トイプードルに合わせて小さめのものを与えてあげると良いでしょう。
匂いがついているものや、音が出るものも喜びます。