パピー期(~2ヶ月)
赤ちゃんのときは、消化器官の発達が十分でなく、胃も小さいです。そのため一回の食事の量は少なくなります。一度に少量の餌を一日4~5回に分けて与えましょう。
またこのときに、餌を食べる前に一度「オスワリ」をすることを覚えさせましょう。あまり長く「オアズケ」にすると、餌を使ったトレーニングのときに餌は待たなければならないと覚えてしまい、効果が薄れます。落ち着いて「オスワリ」が出来たらすぐに食べ始めさせましょう。
また、最初は引き取る前にこれまで食べていた餌を与えてください。与え方に関しても、引き取ったところ(ペットショップやブリーダー)の指示に従ってください。急に今までとは違う餌に切り替えると、体調を崩す原因にもなります。家に慣れてきたら(リラックスしている様子を見せる、飼い主を怖がらなくなる)、少しずつ与えたいと思っている餌に切り替えていきましょう。
基本的には、水と主食の餌一種類だけで栄養素としては十分です。むしろ、おやつの与えすぎに注意してください。
幼年期(3ヶ月~1歳)
3ヶ月頃になると乳歯も生え揃い、これからどんどん成長していく時期になります。
数多く売られている犬の餌の中で、幼年期用のものを選んであげてください。
大きくなっていくにつれて食事の回数を4回、3回と減らしていき、1歳になる前に一日の食事は2回にして時間を決めましょう。
もちろん、成長には個体差があるため、愛犬の体格を見て回数を調節してください。
成犬期(1歳半~2歳半)
食べ盛りの時期です。1歳半になると成熟し、それ以上必要な餌の量が多くなることはありません。
しかし、特定の栄養素が必要な病気にかかった場合はプラスして与える必要がありますので、獣医さんの指示に従って与えてください。
十分な餌を与え、なおかつ毎日の運動と合わせて肥満にならないように気を配ってあげてください。
成犬期用の餌に切り替えるときも、少しずつ切り替えていってください。
シニア期(7歳~)
シニア期になってくると体力も衰え、成犬の時より多くの餌を必要としなくなります。シニア期ようの餌を与えましょう。
食事が終わっても餌が残り始めたら、これまでより多くの餌を必要としなくなったサインです。様子を見ながら、少しずつ次回からあげる量を減らしていきましょう。
もちろん、急激に極端に餌を食べる量が減った場合・その他様子に異変が見られたときはなんらかの病気の疑いもあるので、動物病院に連れて行くようにしてください。