チワワの年齢ごとに応じた接し方
どの犬種でもそうですが、年齢ごとに応じた適切な接し方があります。
簡潔にまとめました。
パピー期(~2ヶ月)
一回目の混合ワクチン接種
最短で生後42日以降で最初の1回目のワクチンを接種します。
子犬の時は特に抵抗力が弱いので、必ず受けさせましょう。
社会化期のトレーニング
子犬の社会化期は、生後2~3ヶ月の時期のことを指します。
社会化期とは「様々な物や人に慣れることで、関わり方を学ぶ時期」のことです。
他の人や犬、家の中にあるものに慣れさせてあげてください。
この時期に掃除機の音や洗濯機、食器洗い機の音や形に慣れさせてあげましょう。
生後2ヶ月まではワクチンや食事・トイレのしつけなどやることが多いのであまり「様々な物に慣らす」ということに目が行かないかもしれませんが、生後3ヶ月頃になったら社会化期にトレーニングが必要だということは頭に入れておきましょう。
食事・トイレなどのしつけを始める
パピー期には、食事やトイレのしつけを始める必要があります。
餌は与える前に「オスワリ」をさせるしつけをします。
また、消化器官が未発達なので、一日に4~5回に分けて与えましょう。
トイレのしつけも、この時期に始めます。
トイレのしつけの基本はトイレのサインが出たらトイレに連れて行く・上手く出来たら褒めてあげる・失敗したら叱らずに、淡々と掃除することです。
チワワの場合は特に臆病なので、叱り過ぎないように気を付けてください。
幼犬期(3ヶ月~1歳半)
二回目・三回目の混合ワクチン接種
生後90日目に、2回目のワクチン接種を行います。
生後120日目が3回目のワクチン接種です。
副作用が出ることもありますので、ワクチン接種に関しては獣医さんとよく相談しましょう。
狂犬病の予防接種
狂犬病のワクチンは『狂犬病予防法』という法律によって、飼い主は義務を課せられます。
犬を飼うときに、この狂犬病のワクチンを接種していないと法律の解釈によっては『野犬』とみなされるため、処分の対象となってしまいます。
混合ワクチンと狂犬病のワクチンは同時に打つことは出来ないため、しっかりと予定を立てて受けさせましょう。
抱っこで外出する
散歩デビューの前に、抱っこで外出する練習をしておきましょう。
この時期に、あらかじめ室内で首輪やリードに慣れさせておきます。
散歩デビューをする前まで(二回目のワクチン接種が終わるまで)は、外に出ても決して地面に下ろしてはいけません。
他の犬との接触も避けましょう。病気の感染を防ぐためです。
散歩デビュー
二回目のワクチン接種が終わったら、いよいよお散歩デビューです。
チワワの散歩時間は、一日一回・十五分程度で十分です。
赤ちゃんのうちは、もっと短くてもいいでしょう。
しかし散歩をすることによって、外にある様々なものに慣らしてあげてください。
またチワワは寒さに弱い犬種ですので、寒がっていないかどうかも気を付けましょう。
オスワリ・マテなどのトレーニング
あちこちに出掛けるようになると、オスワリ・マテなどの静止させるしつけが出来ていることが重要になります。
詳しいしつけのやり方については以下の記事をご覧ください。
公共の場に出る
散歩デビューしてしばらく経ったら、ドッグカフェらドッグランなど、公共の場に連れて行きましょう。
この社会化期の時期に、様々な物や人に慣らしておくべきだからです。
この時期に様々な体験をしておくと、社交的で順応性の高い子になります。
ペット保険に加入するならこの時期
チワワは、ペット保険に加入している数が多い犬種です。
体が小さいため、物理的に怪我をしやすい犬種になっています。
大きな怪我をしてしまったときに備えて、ペット保険に加入するなら早めに検討しておきましょう。
まずは一括で資料を請求してみて、どんなプランが合っているか確認してみてください。
成犬期(1歳半~7歳頃)
しつけ・トレーニングの継続
これまでやってきた食事・トイレのしつけ、オスワリ・マテのしつけは、継続して行いましょう。
ちょっとしたことがきっかけでできなくなってしまうこともあります。
スキンシップの一環として行いましょう。
成犬用の餌に切り替える
一歳半頃を過ぎたら、成犬用の餌に切り替えていきましょう。
そのときに一気にガラリと餌を変えてしまうのではなく、少しずつ新しい餌を混ぜてゆっくりと切り替えていってあげてください。
ちなみにプレミアムフードには、幼犬からシニア犬まで食べさせられる種類のものが多くなっています。
おすすめはモグワンドッグフードです。
原材料に良質なものを使用すること・嗜好性・着色料や香料の不使用にこだわって作られたドッグフードです。
コミュニケーションを取り続ける
毎日、コミュニケーションを取り続けましょう。
しつけや遊んであげることを通じて、飼い主さんとの信頼関係を築きましょう。
(可能なら)繁殖をさせる
繁殖をさせる場合、この時期になります。
犬同士の相性や生まれた子犬の引き取り手についてきちんと考え、準備した上で繁殖を行いましょう。
詳しくは、後日記事で解説します。
シニア期(7歳頃~)
しつけ・トレーニングの継続
成犬のときと同じく、しつけやトレーニングは継続しましょう。
シニア期に入ると、これまで出来ていたことが出来なくなってしまうこともあります。
特にトイレは失敗してしまうようになってしまうことがあります。
そんなとき、どうか叱らないであげてください。
飼い主さんの声の中には「歳をとって仕方なくトイレも失敗するようになってしまっただけなのに、つい叱ってしまった。亡くなってから、あんなに叱らなければよかったと後悔した」という声もあります。
これまで出来ていたことが出来なくなってしまうのは老化の一つとして、成功するようにサポートしつつも受け入れてあげてください。
定期健診の回数を増やす
シニア期に入ったら、定期健診の回数を増やしましょう。
理想は3ヶ月に一度受診して、病気があったら早期発見してあげましょう。
シニア期に入ると病気による体への負担も増します。何事も起こらずに済むように、日常の健康チェックも合わせてこまめに健康診断を行うようにしましょう。
コミュニケーションを取り続ける
シニア期に入っても、コミュニケーションを取り続けてあげましょう。
体が弱ってくるにつれて、チワワにとっても不安に感じることが多くなります。
散歩を嫌がるようになったら、抱っこしてあげたり、家の中で遊んであげたりして、ストレス発散をしてあげましょう。
老化に伴う目と耳の病気に注意
老化に伴って、目や耳が悪くなっていきます。
病気になったら、病院に連れて行ってあげて出来る限りの治療をしてあげてください。
また、飼育環境にも気を配ってあげましょう。
チワワの年齢換算表
以下、チワワの年齢換算表です。参考にしてください。
犬と人間の年齢換算表 | |
犬 | 人間 |
1ヶ月 | 1歳 |
3ヶ月 | 7歳 |
6ヶ月 | 13歳 |
1歳 | 15歳 |
2歳 | 24歳 |
3歳 | 28歳 |
4歳 | 32歳 |
5歳 | 36歳 |
6歳 | 40歳 |
7歳 | 44歳 |
8歳 | 48歳 |
9歳 | 52歳 |
10歳 | 56歳 |
11歳 | 60歳 |
12歳 | 64歳 |
13歳 | 68歳 |
14歳 | 72歳 |
15歳 | 76歳 |
16歳 | 80歳 |
17歳 | 84歳 |
18歳 | 88歳 |
19歳 | 92歳 |
20歳 | 96歳 |
チワワの年齢別の接し方まとめ
パピー期、幼犬期、成犬期、シニア期、どれもそれぞれに気を付けてあげなければならないことがあります。
年齢に合った飼い方が出来るように、それぞれの飼い方をしっかりと把握してあげてください。