犬が餌を食べない原因
犬が餌を食べない・あまり食べなくなるという状態には、大きく分けて四つ原因が考えられます。
何かの病気である
病気のサインとして、食欲がなくなるというものがあります。
餌をあまり食べなくなるのに加えて、排泄物に異常が出る・体に熱や腫れが出る・体重が急激に減るといった変化がみられます。
動物病院に連れて行く
上記のようなサインが出るのと同時に餌を食べなくなったら、すぐに病院に連れて行きましょう。
病状が進行してからでは愛犬自身の幸せのためになりませんし、費用も掛かります。様子を見てみるのも良いですが、異常を飼い主さんが感じたのであれば定期健診と思って病院に連れて行くことをおすすめします。
電話相談
中には、病状について相談出来る電話相談を受け付けている動物病院もあります。
ただ筆者の考えとしては、実際に犬を見ずに口頭の説明だけではそもそも診断が必要かどうか判断するのも不可能ではないのか?一度診せてみないと何も判断は出来ないのではないか?という考えを持っています。
しかし、どうしてもすぐ病院に行けない事情がある・診断が必要かどうか事前に確認しておきたいという場合は、何もしないよりは電話で相談をした方が良いでしょう。
老化現象で餌をあまり食べなくなる
犬は概ね7歳くらいからシニア期に差し掛かり、必要とする餌の量も徐々に少なくなっていきます。これは自然な事ですので、気にする必要なありません。
ただしその餌を食べる量が極端に減り過ぎていないか・毎日の健康チェックで他に異常がないかは、十分に気を配ってあげてください。
何かに怯えている
犬にとって最も重要なのは、危険を回避し安全に生き残る本能です。
飼育されていていつでも適切に餌がもらえるとわかっている状況である以上、食欲の本能よりも危険回避の本能の方が勝るのです。
では、尻尾が下がったり唸ったり吠えたりして怯えているのがわかる場合、どのような対策が取れるでしょうか。
怯えの原因を取り除く
周りを観察して、愛犬が何に怯えているのかを特定してあげてください。その上でそれを取り除きます。
家の中にあるものに怯えないようにするためには、子犬の頃の社会化期から様々な物に慣らしておいてあげましょう。
優しくスキンシップを取り、なだめてあげる
怯えの原因を取り除いた上で、撫でたり抱っこしたり、その子が好きなところを触ってあげたりして落ち着かせてあげます。
優しく声を掛け、なだめてあげましょう。少し餌の時間をずらして、落ち着くまで遊んであげてもいいでしょう。
静かで安全な部屋に一匹で置いてあげるのも選択肢の一つです。
単純に餌の好みが合わない
中には、餌を切り替えたはいいものの、口に合わずあまり食べたがらないというケースもあります。
ウェットタイプのものなら喜んで食べるけれどドライタイプのものは途中で飽きてしまう、といった場合もあります。
そういう場合は、栄養バランスを考慮した上で、好みのタイプの餌を模索してあげてください。
犬が餌を食べない場合のまとめ
犬が餌を食べない原因には、病気・何かに怯えているといった深刻なものから、老化現象・単に好みが合わないなど自然なものまであります。
愛犬が何故餌をあまり食べなくなったのか、その原因をきっちりと見極めて、適切な対処をしてあげましょう。