老犬が餌を食べないときの対処法
では、老犬が餌をなかなか食べない場合、どういった対処法があるのでしょうか。
チェック項目としてまとめました。
病気の兆候はないか
まず疑うのは、老犬の病気の可能性です。
日々の健康チェックを入念に行って、病気の兆候がないか確かめてください。
老犬にかかりやすい病気もあります。なんらかの異常が見られた際は、すぐに動物病院に連れて行きましょう。
特に、口の中に異常がないかどうかはよく見てあげてください。
口臭がある、歯石が溜まっているというだけでも、餌を食べる量が少なくなります。
そもそも、どれくらい食べているか?
老犬が餌を食べない!と感じたら、正確にはどれくらい食べているのかをチェックしてください。
ひょっとすると、単に老化によって基礎代謝が落ち、多くの餌を必要としなくなっているだけかもしれません。
実際のケースとして、「老犬が餌を食べなくなった」と動物病院に来院した犬が、調べてみると単に老化によって食欲が落ちただけだったというものもあります。
元々非常に食欲旺盛で、十分すぎるくらいの量を食べていたのに、老化に伴って自然に餌の量が減ったことを「ほとんど食べない」と飼い主さんが誤認してしまったというものです。
実際に一日にどれくらい食べているかの記録をつけて、それは本当に異常に餌を食べなくなっているのか?というのをチェックしてみてください。
運動量はどうか
大型犬の場合は特に、日々の運動量がどれくらい少なくなっているかをチェックしてみてください。
元々一日に何時間も運動していた犬が、老犬になって運動量が減ったのだとしたら、当然必要な餌の量は少なくなります。
実際に餌を食べている量がどうかと合わせて確認してください。
メニューが単調でないか
老犬の場合は特に、栄養バランスの取れた食事が必要になります。
栄養バランスを重視して、単調なメニューの食事になってしまっていないかもチェックしておきたいところです。
老犬になっても、嗜好性は変わらないことも多いです。食事にバリエーションを取り入れて、毎日の食事に犬が飽きないように工夫してみてあげてください。
体重が落ちていないか
老犬が餌を十分食べているかのチェックとして、体重が落ちていないかどうかを見てあげてください。
特に変わらないのであれば、異常な食欲の低下とは言えないでしょう。同時に、急激に体重が増えていないかどうかも見てあげてください。
老犬の食生活まとめ
可愛がっていた愛犬が老犬になり、若い頃のようにたくさんの餌を食べなくなるのは悲しいものです。
まずは病気の兆候がないか確認をして、それから感覚ではなく実際に食べている量が適切かどうかチェックしてあげましょう。
食欲が落ち、活動量が少なくなってしまっても、これまでと同じように可愛がってあげてください。