ゴールデンレトリーバーの散歩、時間と頻度は?
ゴールデンレトリーバーはとても遊び好きで、多くの運動量を必要とする犬種です。
具体的な時間としては、朝と夕で一時間ずつ、二回散歩に行くことが理想的です。少なくとも一度の散歩で三十分、一日に一時間は散歩させるようにしましょう。ゴールデンレトリーバーは十分に散歩に行けないと、食べる量が多いがゆえにすぐに肥満になってしまいますし、多大なストレスがかかります。
つまり、一人暮らしの人や仕事が忙しい人は飼うことをやめた方が良いかもしれません。
雨の日は散歩に行くの?
毎日の散歩が不可欠ですが、雨の日に散歩に行くことの是非については、結論としてはあまりお勧めできません。「酷いどしゃぶりではなく、きちんと飼い主の言うことを聞くしつけができていて、なおかつレインコートなどで防水対策ができている」場合については行く方がいい、と思っておくと良いでしょう。ポイント別に見ていきましょう。
酷いどしゃぶりの場合
まず、酷いどしゃぶりの場合は、連れて歩くこと自体がとても大変です。さらにレインコートを着ていても雨水が染み込んできている場合、帰ったあとのお手入れが大変です。泥や雨での汚れを落としたあとに大型犬をドライヤーですっかり乾かす作業は、想像以上に大変なものです。
きちんとしつけが出来ているか
次に、きちんと飼い主の言うことを聞くしつけが出来ていないと、雨の日の散歩は大変どころか危険なものになり得ます。ゴールデンレトリーバーは非常に好奇心旺盛で友好的なため、動くものや知らない人を追いかけて行ってしまうことがあります。そんなときに、どしゃぶりで傘をさしていており、足元も悪い状態でゴールデンレトリーバーを上手く制御出来るでしょうか?確実にしつけが出来ていれば大丈夫ですが、危険が伴うと言っていいでしょう。
レインコートを着るという手も
ゴールデンレトリーバー用のレインコートもあるので、それを着せて散歩に行くという手もあります。ただし、その場合帰ってからレインコートで防げなかった泥や雨水を落とす手間・レインコート内でかいた汗に対処してあげる必要があります。
ゴールデンレトリーバーの散歩時の注意点
ゴールデンレトリーバーの散歩の時には、ゴールデンレトリーバーならではの注意点がいくつかあります。詳しくまとめました。
散歩中、他人との接触には注意
ゴールデンレトリーバーは非常に好奇心旺盛で、友好的な犬種です。散歩中に出会った他の人に愛想を振りまいて近寄っていったり、飛び掛かってしまうことすらあります。犬が苦手な人であった場合や子供やお年寄りに接触してしまうと、トラブルの元にもなります。どんな人にでも人懐っこく接するゴールデンレトリーバーはとても可愛いのですが、喜ぶ人だけではないので十分に注意しましょう。
思い切り走る機会が必要
ゴールデンレトリーバーはその体格から、散歩のときにも多くの運動量が必要です。広い公園に連れて行って一緒に思いっきり走ったり、遠くに投げたボールを取りに行かせるなど、たくさんの運動が必要です。そのため、必然的に飼い主さんにもある程度の体力が必要になります。家族の誰かが体調を崩したら、別の家族が散歩に連れて行く、という体制が取れていることが理想です。
十分な飲み水を持って行って
ゴールデンレトリーバーの散歩のときは、十分な飲み水を持っていきましょう。公園には水飲み場がありますが、そこから直接水を飲ませるのはマナー違反という意見もあります。確かに、人間も使う水飲み場で犬が直接口をつけて水を飲むことは好ましくないと言えるでしょう。しかし運動量が多い分水分もたくさん必要になりますので、必ず水を飲ませるための容器を持って行くようにしましょう。
骨格が出来上がる前は運動しすぎに注意
ゴールデンレトリーバーは運動量が必要な反面、股関節に問題を抱えやすい犬種でもあります。子犬の骨格が出来ていない頃は特に、無茶な運動はさせないように注意しましょう。
ゴールデンレトリーバーの散歩についてまとめ
結論として、ゴールデンレトリーバーの散歩は「雨の降っていない日に、十分な運動を伴って」行うようにしましょう。
遊び好きで人懐っこいゴールデンレトリーバーにとって、散歩は大きな楽しみの一つです。飼い主さんも体力をつけて、一緒に楽しく遊んであげると良いでしょう。