ダックスフンドの散歩の距離や時間
ダックスフンドは室内犬で、普段運動不足になりがち。
という話は聞いたことある人は多いと思いますが、実際にどれぐらい運動させるのがいいのか分からない人も多いですよね。
健康の基準に合わせて、具体的な距離や時間をチェックしましょう。
基本的な飼い方に関してはこちらをご覧ください。
散歩の距離について
距離については、深く考えすぎなくてもよいですが『1km~2㎞』が目安と言われています。
好奇心大瀬なダックスの場合は、この1㎞の距離でも、左右に動き回ったりして総合したら2㎞以上歩いている事はよくあるためです。
また、運動量はダックスフンド自体の体調が悪い日に多くさせてしまうのも考え物で、そういった時は同じ道を歩いたとしても、運動量が自然に減っている事があります。
時間を目安に、散歩させる方が適切だと考えた方が良いでしょう。
ダックスフンドの散歩は30分×2回
雨などで、散歩に行けない日の事を考えれば、普段から1日40分程度の運動量が適切だと考えられます。
運動の目安は所説ありますが、ペットQでは『20分×2回』をオススメします。
朝と夜、仕事に行く前と帰った時など、散歩させるのが良いのではないでしょうか。
特に『日差しが強い時間をさける』という意味でも、2回に分ける理由にもなります。
後ほど説明しますが、ダックスフンドは日差しが強いとかなり体温が高くなり危険な状態に陥ります。
また、2回に分ける事で過度な運動による心臓への負担を防止することができ、10歳を超えた老犬になった際にも、健康維持に役立てられると考えられます。
ただ、生活サイクル上どうしても2回いけない場合は、1日1回でもいいので、散歩に出すようにしてくださいね。
運動不足と運動過多による危険性
散歩の時間と距離に関して併せて知っておきたいのは、運動不足、運動過多による危険性です。
運動不足は肥満やストレスが危険
運動不足では分かりやすく、肥満・ストレスが危険です。
特にダックスフンドのような室内犬は、散歩による運動が出来ないとどうしても運動不足になりがち。
そのため、肥満体系になって食事制限を必要となる事が多いのですが、これが散歩に行けないストレスと2重に重なってストレスになる可能性があります。
ストレスが多いと、重篤な疾患になる可能性もありますし、毛が抜けてきてしまうこともあるので、運動不足にならないように日ごろから気を付けておきたい所ですね。
運動過多による危険性
運動過多による危険性は、心臓に負担がかかることが一番大きな理由だと考えて良いでしょう。
体の小さいミニチュア・カニヘンダックスフンドは特に運動過多による体調不良が起きやすいと考えられますので、丁度いい散歩時間を一緒に散歩して見つけてあげてください。
月に1~2回ドッグランで1時間程度遊ぶ、などは問題ないと考えられるので、普段の散歩が特に運動過多に気を配っておきましょう。
ダックスフンドの散歩のさせ方
ダックスフンドの散歩の際は以上の点に注意して散歩しましょう。
- リードを長く持ち過ぎない
- 日差しが強い時間はアスファルトを避ける
- 寒い日は防寒
- 落ちている物を拾い食いさせない
- 側溝のグレーチング(網の蓋)を歩かせない
- 段差を避ける
基本はこの点ですね。
リードを長くすると制御不能な暴走!散歩には節度を!
せっかくの散歩だからと言って、リードを長くして好き勝手に歩きまわせていいわけではありません。
最低限のしつけの範囲でもありますが、長くして好き勝手に歩き回っていると人や他の犬に襲い掛かったりする危険もあるので、なるべく近くを歩かせるようにしてください。
また、散歩の進路もダックスに決めさせるのではなく、飼い主が道を示せるようにするのが良いですね。
また、リードが長いと、気づかない間に拾い食いをしているなど、とにかく危険です。
長さは『首が持ち上がらない程度に短く』持っておくのが適切だと覚えておきましょう。
夏の暑い日、冬の寒い日の散歩のさせ方
夏の暑い日の散歩はとにかく『脱水症状』と『熱中症』が危険。
特に足の短く、体の小さいダックスフンドでは『照り返し』『輻射熱』と言われるものの影響を、他の犬に比べて大きく受けます。
日差しの強い時間にアスファルトを夏場に避けるのは、熱中症対策として基本中の基本ですので、覚えておきましょう。
また、木陰で涼しく感じていても、犬にとっては暑い事があるので、その点も気にしておきたいですね。
その点からも、上記に書いた通り『朝と日が沈んでからの2回』で散歩をするのが適切だと考えられます。
また、ダックスフンドは比較的寒さに強い犬種ではありますが、普段家の中で生活をしている事が多いので、散歩の際の防寒は必要だと考えられます。
特に10℃を下回るような日は、散歩の際に1枚服を着せるなどが良いでしょう。
夏、冬どちらでも有効なのが靴下をはかせて歩く事。
足の裏から直接熱や冷たさを受けずに済むので、火傷、凍傷対策になります。
グレーチングや段差は避けて通る
ダックスフンドのなりやすい病気の一つで『ヘルニア』があります。
これの原因の一つとして『散歩の際に段差を通る』という事が大きな要因の一つ。
散歩時の上下運動は、胴長のダックスフンドの骨に大きな負担をかけてしまいう為です。
また、グレーチング(側溝の網蓋)で足を踏み外してけがをしてしまうこともあるので、散歩の際は普段から気を付けておきましょう。
ダックスフンドの散歩はいつから?
ダックスフンドの散歩の時期は
『ワクチン接種・ノミダニのお薬を塗布してから』
基本的に、法律や生活に必要な予防接種などを終えてから、という事ですね。
まずは、抱っこして外がこんなところだという事を認識させてから、実際に散歩する形に変わります。
最初は近い距離から、徐々に慣らしていきましょう。
トレーニングは大体3か月ほどかけて、行うと思った方が良いです。
犬の社会化のために『パピークラス』と言われるイベントや教室が開催されているので、散歩させる前に犬の教育を。と思う人はお近くの教室やイベントを調べてみてくださいね!