動物看護師監修。ペットの総合情報サイト

 
猫に多い皮膚の病気。予防と対策は?

猫に多い皮膚の病気。予防と対策は?

あきら  

猫の皮膚病は強い痒みを伴うことが多いうえに、見た目にも痛々しい病気です。猫に多い皮膚病の症状と、予防法と対策法についてまとめました。

猫に多い皮膚病

皮膚真菌症

通称猫カビです。
犬小胞子菌というカビの感染によって発症する病気です。
幼齢の猫に発症することが多くなっています。
ペルシャやヒマラヤンがかかりやすい傾向にありますが、全ての猫にかかる可能性があります。

症状

全身に軽度の痒みと、脱毛が見られます。
脱毛した周辺にかさぶたが出来たり、発疹が出ることもあります。

予防と対策

予防法としては、室内と猫ちゃんの飼育用品を清潔に保つことです。
また、栄養バランスに気遣った食事と、ストレスをためない環境も用意してあげてください。
治療は、動物病院で飲み薬や塗り薬を用いて行われます。
お風呂に入れるように指示されることもあります。

ダニによる皮膚病

ネコショウセンコウヒゼンダニ、ツメダニなどの寄生によって皮膚病がおこります。
顔面、特に耳の周辺に発症して、放置していると全身に及びます。

症状

激しいかゆみを伴って発疹ができ、フケやかさぶたも見られるようになります。
また、食欲不振に陥ることもあります。

予防と対策

予防としては、ダニ対策のために外に出さないこと・室内を清潔な環境に保つことです。
治療薬が開発されているので、根治させることが出来ます。
皮膚の炎症がある場合は、その対症療法も行います。

ノミアレルギー

ノミの寄生によって、背中を中心に皮膚炎が起きます。
その皮膚炎を引き起こすのはアレルギー反応です。

症状

強い痒みを伴った、脱毛や粟粒状の皮膚炎が起きます。

予防と対策

予防法としては、室内飼いを徹底することです。また、室内の環境も清潔に保ちましょう。
治療法はダニによる皮膚病と同じく、治療薬を用いて行います。

猫に多い皮膚病についてまとめ

猫に多い皮膚病は、しばしば室内の環境が清潔でないことが原因でかかります。
室内飼いを徹底するほか、室内の掃除もこまめに行ってあげてください。

    この記事をシェアする

「猫の飼い方」の関連記事

猫のカテゴリ一覧