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シニア期のマンチカンの飼い方。長生きさせるには?

シニア期のマンチカンの飼い方。長生きさせるには?

あきら  

シニア期のマンチカンは、若いときより気を付けてあげなければならないことが多々あります。マンチカンの寿命についてと、シニア期のマンチカンの飼い方・飼う上での注意点についてまとめました。

マンチカンの寿命

マンチカンは短命の猫種といわれています。
一般に猫の寿命はだいたい17歳くらいですが、マンチカンの平均寿命は10~13歳くらいです。
随分短く見えてしまいますね。
とはいえ、長生きするマンチカンもいます。
それにマンチカン自体最近になって確立された猫種なので、確実なデータは少なくなっています。
平均寿命を軽々と超えて長生きするマンチカンもいます。
何歳まで生きるにしても、変らず愛情を注いであげてください。

マンチカンのシニア期はいつから?

一般に、猫のシニア期は7歳頃から始まります。
猫の7歳は人間でいうと40代くらいです。
もちろん7歳頃でまだまだ元気な猫ちゃんもいれば、はっきりと老化が現れる猫ちゃんもいます。
マンチカンのシニア期も、7歳頃からといっていいでしょう。
ただし、寿命が短い(かもしれない)マンチカンの場合、少しでも長生きさせてあげるために、若いうちからシニア期に入ったときのことを考えて飼ってあげるようにしましょう。

マンチカンを長生きさせるために出来ること

では、マンチカンを長生きさせてあげるために、どんな飼い方をしてあげればよいのでしょうか良いのでしょうか。

餌に気を遣う

まず第一に、餌には気を遣ってあげてください。
基本の餌の選び方は、猫ちゃんの体に有害な物質が含まれていないものを選ぶこと。
中でもマンチカンの場合気を付けてあげることは、高たんぱく質・低カロリー・穀物不使用の餌を選ぶことです。
マンチカンの餌について、詳しくは以下の記事を参照してください。

また、与え方にも注意が必要です。
シニア期の猫全般に言えることですが、猫はシニア期に入ると一回に食べられる量が少なくなります。
そのため、一日に何回かに分けて食べさせてあげるようにしましょう。

加えて、おやつの与えすぎにも注意しましょう。
元々マンチカンはおやつを与えすぎることが推奨出来ない猫種ですが、シニア期に入ればなおさらです。
シニア期に入ればしつけも終わっている時期なので、ご褒美としてのおやつも必要ありません。
いくつになってもかわいいマンチカン、ついついおやつを与えたくなってしまう気持ちはよくわかります。
ですがここは我慢して、食欲がないときの応急処置としてのみ、おやつを与えるようにしましょう。

体重・体型に気を付ける

また、餌を与えるときに、与えすぎないようにすることも重要です。
一日に何度か分けて餌を与えると食べすぎになりやすくなります。
マンチカンは太りやすい猫種のため、餌の与えすぎで体重が増加してしまうことが多々あります。
シニア期に入れば運動量も少なくなるためなおさらです。
体重をこまめに測り、体型をこまめにチェックして、太り過ぎないように管理してあげてください。

健康診断・ワクチン接種を行う

子猫のときから、年一回の健康診断は欠かせません。
シニア期に入ったら、3~6ヶ月に一度は健康診断を受けさせてあげるようにしましょう。
病気にかかっていれば発見が早ければ早いほど良いですし、何もなければ安心して過ごすことができます。

また、ワクチン接種を年一回行うことも重要です。
年に一回、欠かさずワクチンを打ってあげましょう。
それによって寿命を縮める病気が防げるのなら、しておくに越したことはありません。

シニア期に入る前のペット保険加入がおすすめ

マンチカンは椎間板ヘルニア・毛球症などに特に掛かりやすい猫種です。
シニア期に入る前に、ペット保険に加入しておくことをおすすめします。
当然ながら若い猫の方が保険料は安く、シニア期に入ると保険料は高くなっていきます。
病気が発覚した後では、ペット保険に入ってもその病気に対する保障は受けられません。
今幼いマンチカンを飼っている人でも、参考までに一度資料請求をしてみてください。

完全室内飼いを徹底する

マンチカンは特に、完全室内飼いを徹底しましょう。
家の外に出ることによって、様々な病気や怪我の原因になります。
病気を持っている野良猫と接触することや、喧嘩をすることは危険なことです。
実際、家の外に出ない猫よりも、家の外に出る猫の方が平均寿命は短くなっています。
特に発情期は、家の外に出てしまわないように気を付けましょう。

段差に気を付ける

全ての猫種について言えることなのですが、足の短いマンチカンに関しては特に注意しておきたいところです。
シニア期に入ってジャンプ力や足腰が弱まると、今までなんともなかった段差もマンチカンにとって大きな障害になります。
キャットタワーで遊ぶこともなくなるかもしれません。
マンチカンは特に、段差で大変な思いをしたり、怪我をしたりすることが多い猫種だということを覚えておいてください。

スキンシップを適切に取る

シニア期に入ったら、特にスキンシップは入念にとってあげてください。
ただでさえ一日の睡眠時間が長いマンチカンは、シニア期に入ると更に寝ている時間が長くなります。
起きている時間を充実したものにさせてあげるためにも、たくさんコミュニケーションをとってあげましょう。
激しい運動を伴うものだけが遊びではありません。飼い主さんと信頼関係を築いた猫ちゃんなら、撫でてあげて、優しく声を掛けてあげるスキンシップも立派な遊びとして捉えられるでしょう。

シニア期のマンチカンの飼い方まとめ

マンチカンの平均寿命は10~13歳くらいです。
それを超えて長生きさせてあげるために、シニア期に入る前からシニア期に入った時のことを考えて飼ってあげてください。
病気の予防、餌と体重・体型の管理、完全室内飼いの徹底、スキンシップを取ることがポイントです。

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