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猫の生涯にかかる最低費用は142万円。飼うときは覚悟を持って

猫の生涯にかかる最低費用は142万円。飼うときは覚悟を持って

あきら

猫を飼うにあたって、猫一匹の生涯で必要な費用は初期費用を除いても142万円ほどかかります。月々にかかる費用、ワクチン代や病院代など……猫ちゃんに最初から最後まで幸せな生活を送ってもらうために、必要なお金のことについて考えておきましょう。

猫の生涯にかかる最低費用は142万円

猫の生涯にかかる費用は、約142~210万円です。
そんなにかかるの?というのが、率直な印象なのではないでしょうか。
もちろんここまでかからないケースもありますが、初期費用を抜きにして、日々の消耗品・ワクチン代や病院代などを合わせるとこれを上回ることさえあります。
日々の消耗品・病院代・ワクチン代・避妊去勢手術代・健康診断代・怪我や病気をした場合・ペット保険に加入した場合を合わせて計算しました。
猫ちゃんの生涯が17年と仮定して、詳しく見ていきましょう。

日々の消耗品

猫の生涯にかかる日々の消耗品代:92万円

まず日々の消耗品として、餌・トイレ砂・おやつ・おもちゃ・爪とぎを合わせて月々約4500円程度といえます。
4500円×12ヶ月×17年で、918000円。約92万円と考えておけば良いでしょう。
猫を飼うときに使う消耗品の費用についての詳細は、以下の記事を参考にしてください。

病院代

猫を飼う上で最もお金のかかるところが、病院代です。
ワクチン代・避妊去勢手術代・健康診断代にわけてみてみましょう。

ワクチン代

ワクチンとは?

ワクチンとは、簡単に言うと猫の感染症を予防するもの・発症しても軽症で済むようにするものです。
日本で主に行われているワクチンは3種と5種の二種類があります。
3種・5種とはなんの数なのかというと、予防出来る病気の数です。
完全室内飼いを徹底する猫なら3種、外出をさせる猫なら5種が必要だと言われています。

ワクチンにかかる費用は?

猫の生涯にかかるワクチン代:6~15万円

それぞれにかかる費用は病院によっても異なりますが、相場はあります。
3種は3000~6000円、5種は5000~8000円です。
それを年に一回受けさせる必要があります。
また、生まれてすぐのときはワクチンを受けさせるタイミングに気を付ける必要があります。
生後2ヶ月頃に一回目のワクチンを受けさせ、その三週間後に二回目のワクチン接種を行います。

生後一年までは年に二回、生後一年以降は年に一回、ワクチンを受けさせることになります。
つまり、生涯で18回ワクチンを受けさせます。
3種3000円のワクチンを18回受けさせたなら54000円、5種8000円のワクチンを18回受けさせたなら144000円。
多めに見積もって、6万円~15万円かかると考えておきましょう。

避妊去勢手術代

猫の生涯にかかる避妊去勢手術代:20000~30000円

避妊手術・去勢手術にかかる費用は病院によって異なります。
しかし、相場としては避妊手術が30000円程度、去勢手術が20000円程度といえます。
地方自治体によっては、避妊・去勢手術の費用を援助してくれるところもあります。

健康診断

猫の生涯にかかる健康診断代:42万円

猫にも健康診断は必要です。
主な理由としては、病気の早期発見を行うためです。
猫は不調を隠す生き物なので、健康そうに見えていても定期的な健康診断を受けさせてあげると良いでしょう。
健康診断には身体検査・糞便検査・尿検査・血液検査・レントゲン検査・エコー検査などがありますが、全て合わせると15000円ほどになることが多くなっています。
成猫の間は年に一回、老猫になってからは半年に一回の頻度が良いでしょう。
1~8歳の間は年に一回で、12万円。8~17歳の間は年に二回で、30万円。
合わせて、健康診断代だけで42万円かかると考えておきましょう。
これを高いととるか安いと取るかは飼い主さん次第ですが、定期的な健康診断を行うことで、病気の早期発見が可能です。
結果的に、かかるかもしれない治療費を軽減することが出来ます。

怪我や病気をした場合

怪我や病気をした場合。こればかりは、生涯でいくらになると計算することはできません。
しかし多くの怪我や病気は治療にお金がかかり、手術なら何十万にもなることも少なくありません。
思わぬ怪我や病気で大金が必要になるときのことを考えて、ペット保険に加入しておくと良いでしょう。

ペット保険に加入した場合

猫のペット保険に加入した場合の費用:0~41万円

ペット保険に加入した場合、月々保険料がかかります。
基本的に幼猫の方が安く、老猫になるにつれて保険料は値上がりするようになっています。
ここでは月々2000円の保険料が、17年間加入している間ずっとかかると想定します。
その場合の金額は、2000円×12ヶ月×17年で408000円、約41万円になります。

トリミング代

猫の生涯にかかるトリミング代:0~17万円

長毛種の猫で被毛が絡んだ場合や、皮膚に病気を患ってしまった場合にトリミングをする必要が出ることもあります。
基本的には、毎日ブラッシングをしてあげていれば被毛が絡んで困ることはありません。
ですが何らかの理由でトリミングサロンで被毛のケアをしてもらう場合、5000~10000円の費用がかかります。
もちろん、被毛の状態や毛の長さ・お店や地域・オプションが必要かどうかによって費用は異なります。
念のため、10000円程度をみておくとよいでしょう。
そのトリミングを生涯で何度受けさせてあげるかについてですが、猫種や皮膚の健康状態によるため一概に何回とは言えません。
短毛種でブラッシングが行き届いている場合、そもそも行かなくてもいい猫ちゃんもいるでしょう。
長毛種でブラッシングが行き届いていないケースなどを想定して多く見積もると、年に一回で計17回、17万円としておきましょう。
結論として、猫の生涯にかかるトリミング代は0~17万円です。

飼い主さんの不注意でトリミングサロンのお世話になることがないように、以下の記事でブラッシングの意義とやり方について確認して置いてください。

猫の生涯にかかる費用についてまとめ

猫の生涯にかかる費用:142~210万円

以上に挙げたもの(怪我や病気をした場合を除外して)を合計すると、142万円~210万円になります。
怪我や病気で多額の治療費が必要になった場合ここにプラス何十万というお金がかかる場合がありますが、ペット保険に加入していればその金額も異なってきます。

「思ったより高い」と思う方が多いのではないでしょうか。
しかし猫ちゃんに快適な生活を送らせてあげることを考えて、お金はかかるということを覚悟してからお迎えしてあげてください。

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