猫のブラッシングをしてあげる効果と意義
猫には、長毛種か短毛種かを問わずブラッシングが欠かせません。
では、何故ブラッシングが必要なのでしょうか?順に見ていきましょう。
病気を予防する
一番は、腸閉塞という病気を予防するためといっていいでしょう。
猫を飼っている方ならおなじみかもしれませんが、猫は自分で毛づくろいをした際に毛を飲み込んでしまいます。
そのあとに、胃に溜まった毛玉(ヘアボール)を吐き出すのですが、病気や老化で弱った猫は上手く吐き出せないことがあります。
そうすると、毛玉(ヘアボール)が腸の方まで行ってしまい、腸閉塞という病気を引き起こすのです。
健康な猫なら問題なく毛玉(ヘアボール)を吐き出せるのですが、それでも飲み込む毛の量が少ないに越したことはないでしょう。
ブラッシングをしてあげることで、飲み込む毛の量を減らしてあげる効果があります。
抜け毛対策になる
猫を飼っている方には共通の悩みですが、猫は当然ながら毛が抜けます。
ブラッシングをしてあげることで、古くなって抜け落ちる毛を、散らかる前に取り除いてあげる効果があります。
特に春と秋の換毛期には、毎日のようにブラッシングをしてあげましょう。
被毛のケアが出来る
猫にとってブラッシングは、お風呂の代わりの効果があります。
猫にとっても被毛の清潔さを保つことは重要ですが、お風呂に入れると体の油分が落ちてしまいます。
お風呂に入れる代わりに、ブラッシングを行うことで汚れやフケなどを取り除いてあげましょう。
ブラッシングをしてあげないと、特に長毛種の場合は、少しずつみすぼらしくなってしまうでしょう。
綺麗にブラッシングをしてあげると、毛並みもツヤツヤして触り心地も抜群です。
健康チェックになる
ブラッシングは、体全体を触りながら行います。
そのため、良い健康チェックの機会になります。
猫を間近で観察するため、体の変化にも気付けますし、体を触るので怪我や皮膚の異常にすぐに気付くことができます。
毎日の健康チェックもかねて、ブラッシングをしてあげましょう。
飼い主とのコミュニケーションになる
猫ちゃんによっては嫌がる子もいますが、ブラッシングは飼い主さんとの良いコミュニケーションの機会となります。
撫でたり、おやつをあげたり、遊んであげながらブラッシングをしてあげてください。
猫ちゃんと信頼関係を築くことにもなります。
ちなみに、猫との信頼関係の強さは、病院に行くときなどに発揮されます。
猫との信頼関係がきっちり築けていれば、診察台にあげられても「嫌なことは嫌だけど、飼い主のやることだから意味があるんだろう」と診察させてくれるのです。
獣医さん曰く、診察台に乗って大暴れするのは飼い主との信頼関係が築けていない猫ちゃんだそうです。
皮膚の血行を良くする
ブラッシングをすることにより、皮膚が刺激され、血行をよくする効果があります。
血行を良くすることで体調も良くなりますし、皮膚病を予防する効果もあります。
猫のブラッシングをしてあげる効果と意義まとめ
猫のブラッシングをしてあげる意義は、主に健康のため・被毛の清潔さのため・猫との信頼関係のためということができます。
小さい頃から慣らしてあげて、毎日のブラッシングを習慣にしてしまいましょう。