長毛種の猫のブラッシング
長毛種の猫のブラッシングは、少々手間がかかります。
なにしろ毛が長いのでその分もつれやすく、猫が自分で毛づくろいして毛を飲み込んでしまうときの危険性も増します。
それを防ぐために、頻度としては毎日、10分ほどかけてブラッシングをしてあげましょう。
毎日行うものなので、一度に全身をブラッシングしてあげる必要性はありません。
今日は背中、明日は脇の下、明後日はお腹というように、毎日少しずつ全身のブラッシングをしてあげましょう。
長毛種の猫のブラッシングの手順
長毛種の猫のブラッシングの手順について見ていきましょう。
まずは手で毛玉やもつれをほぐす
まずは手を使って、優しく撫でながら全身の毛をほぐしてあげます。
このときに、どこに大きな毛玉やもつれがあるのかを把握しておきましょう。
知らずに梳いて、毛が引っ張られて痛い思いをさせないようにするためです。
スリッカーブラシで毛玉やもつれを解く
次に、スリッカーブラシで頑固な毛玉はもつれを解きます。
絡まっているところは指でつまんで、皮膚から引っ張られないように気を付けて解してあげましょう。
また、あまりにも頑固な毛玉になってしまっている場合は、トリミングサロンでプロに任せることをおすすめします。
自宅で解く場合は、ハサミを使います。皮膚と直角にハサミを入れ、いくつか切り込みを入れます。
その上で、コームや指を使って少しずつ解してあげてください。
この時、猫の皮膚は伸びるので、皮膚を一緒に切ってしまわないよう十分に注意してください。
コームや獣毛ブラシで丁寧にブラッシング
全体的に解れてきたら、コームや獣毛ブラシを使って体全体を梳かしてあげてください。
マッサージをする感覚で、毛の流れに沿って優しく梳かしてあげます。
長毛種の猫をブラッシングしてあげるときの注意点
長毛種のブラッシングは毎日!
長毛種の猫の場合、ブラッシングは毎日行ってあげましょう。
思ったより毛が抜けるかもしれませんが、優しく梳いているだけで抜ける毛は元々抜け落ちる予定の古い毛なのであまり問題はありません。
ただし、あまり徹底的にやりすぎると地肌が見えてしまうこともあります。あくまで優しく梳かしてあげましょう。
掃除しやすい場所でブラッシングしてあげる
これはどちらかというと飼い主さんのためですが、抜け落ちた毛を掃除しやすいところでブラッシングをしてあげましょう。
脱走の原因となるので、玄関やベランダはあまりおすすめしません。リビングの真ん中などに、ブラッシングゾーンを設けてはいかがでしょうか。
毛玉になりやすいところを重点的に
猫が毛玉になりやすいところは、お腹、脇の下、足の内側、しっぽの付け根、耳の裏などです。
一日で全て完璧に梳かすのは難しいので、毎日少しずつ梳かしてあげましょう。
長毛種の猫のブラッシングについてまとめ
長毛種の猫にとって、ブラッシングは毎日欠かせません。
健康チェックとスキンシップも兼ねて、毎日綺麗な被毛を保ってあげましょう。