子猫に離乳食をあげる時期
子猫が完全ミルクで育つのは生後4週齢ほどまでです。
乳歯が生えてきたら、離乳食を食べさせ始める時期です。
それ以降は、離乳食を食べさせながら少しずつ固形の餌に移行していきます。
生後6~8週齢ほどでほとんどの子猫が固形の餌を食べられるようになりますので、だいたい生後5~10週齢ほどのあいだ離乳食を与える期間があります。
離乳食は作る?買う?
子猫の離乳食は、市販のものを買うという選択肢と子猫用のフードをふやかして与えるという選択肢の二つがあります。
子猫用のフードをふやかす場合、お湯でふやかした上にミルクをいれて混ぜ、固めのおかゆ状にして与えます。
どちらの方がより良いのか、ということに関しては後日記事にします。
子猫への離乳食のあげ方
子猫へは、どのようにして離乳食を与えればよいのでしょうか?
手順やチェック項目とともに見ていきましょう。
最初は手渡しで、慣れてきたら自分で食べさせる
最初は手の上に大豆ほどの大きさの離乳食を乗せて、口元に持って行って食べさせてあげましょう。
初めのうちは慣れないため、上手く食べられないかもしれません。根気よく、しかし優しく与えてあげましょう。
初日は大豆ほどの大きさのものを一回で十分です。
次の日から、大豆ほどの大きさの離乳食を二回、と増やしていきましょう。
慣れてきたら、底の浅い皿に離乳食を入れて自分で食べさせます。
最初のうちは慣れないので、手や口元をべたべたにします。食後はきれいにふき取ってあげましょう。
また、こぼしてしまったりついてしまった離乳食が大半で、あまり口に入っていない、ということがないように気を付けてあげてください。
きちんと食べているか・体重が順調に増えているかチェックしてあげましょう。
徐々に固形の餌に切り替えていく
生後6~8週齢になれば、固形の餌が食べられるようになります。
生後5週齢くらいから、ペンチなどで砕いた子猫用フードを離乳食のほかに置いておいてあげてください。
食べ始めたら、徐々に粒を大きくしていきます。
子猫に離乳食を与えるときの注意点
子猫に離乳食を与えるときの注意点についてまとめました。
順にみていきましょう。
体重が増えているかチェック
毎食ごとに、体重が順調に増えているかチェックしてあげてください。
体重を測れば、きちんと離乳食を食べられているかどうかも確認することが出来ます。
順調な成長の場合、子猫は一日に5~15g、平均10gずつ体重が増えていきます。
離乳食は温めてあげる
離乳食は、38~40℃に温めて与えてあげましょう。
冷えていたり、熱すぎると食べないことがあります。
基本的には欲しがるだけ与えてOK
子猫のときはたくさんの栄養が必要なので、子猫が欲しがるだけ与えて構いません。
少なすぎるよりは多すぎる方がずっと良いです。
もし吐いたり、下痢をしたりする場合は動物病院に連れていき、獣医さんに相談しましょう。
子猫に離乳食をあげるときのまとめ
子猫の離乳食の時期は、ミルクから固形のフードに切り替えていく時期です。
食べるものが変わるため、子猫はデリケートになります。
ストレスを与えないように、丁寧に扱ってあげてください。