猫の病院の選び方
猫の病院を、「家から近いから」「スタッフの対応がいいから」という理由で選ぶ人は多いかと思います。
それももちろん猫の良い病院を選ぶ基準にはなるのですが、この記事ではもう少し掘り下げて「良い病院」の基準を紹介します。
家から近い病院
家から近いこと、は案外重要なポイントです。
近ければどこでもいい、というわけではありませんが、急な病気や怪我の時に、すぐに連れていけるというのは大きなメリットがあります。
また、移動時間が少ない方が猫ちゃんにとってストレスにならずに済みます。
キャット・フレンドリー・クリニックに認定された病院
キャット・フレンドリー・クリニックとは、猫専任の従事者がいる動物病院のことです。
以下、SFM(Japanese Society of Feline Medicine)のホームページより引用します。
「CFC(Cat Friendly Clinic)」とは、猫にやさしい動物病院の“道しるべ”としてisfmによって確立された国際基準の規格で、世界的に普及しています。
CFCに認定された動物病院とは、猫専任従事者を設けることでより猫の専門性の高い知識と質の高い猫医療を提供することを猫のご家族に約束し、猫にやさしい動物病院の“道しるべ”となります。CFC取得には、国際基準を満たす必要があります。
動物病院内での設備・機器などに関して満たすべき基準をご確認頂けますので、申請のご参考にして下さい。
SFM(Japanese Society of Feline Medicine)
キャット・フレンドリー・クリニックとして認定されるためには、厳しい基準を満たす必要があります。
その厳しい基準をクリアした病院であれば、安心して診察・治療を受けることが出来るでしょう。
獣医師・動物看護士が優しい病院
獣医師・動物看護士が「優しい」というのは、気持ちの面だけでなく猫ちゃんの治療にとっても大切です。
親切で愛想の良いスタッフであればあるほど、飼い主さんとしても猫や症状・症状への対処法に関する様々な質問がしやすくなります。
結果的に、猫ちゃんにとって十分な治療を受けさせてあげることが出来ます。
気持ちの面だけでなく、コミュニケーションがスムーズに行えるという点で、獣医師さん・動物看護士さんが優しい動物病院を選びましょう。
綺麗で整理が行き届いている病院
待合室や受付が清潔であることが大切なのは、言うまでもありません。
他にも整理整頓が行き届いているか、という点もチェックしましょう。
掃除と整理整頓が行き届いているということは、運営がスムーズに行われている証拠です。
運営で精一杯というところであれば、丁寧な診察を受けられる可能性が高いと言えます。
医療設備が整っている病院
これも基本ですが、医療設備が整っている病院を選びましょう。
事前に電話をして、「どの程度の検査が出来ますか?」と訊いておくと良いでしょう。
料金明細が明確で、料金が妥当な病院
かかる料金は、動物病院によって様々です。
高すぎる料金設定になっていないかどうかは、事前に確認しておきましょう。
料金明細を出してくれないところは、通わない方が良いでしょう。
ペット保険が適応できる病院
ペット保険に加入している場合、加入している保険が適用できる病院なのか必ず確認しておきましょう。
保険が適用できるかどうかは、病院によってもペット保険のプランによっても異なります。
せっかく保険に加入していたのに、使えなかった!ということのないように、病院側・ペット保険のプラン側両方についてよく調べておきましょう。
まずは無料の資料を一括で請求してみてください。
猫の病院を選ぶときの注意点
猫の病院を選ぶとき・選んで通院を始めたあとに、気を付けておきたいことについてまとめました。
かかりつけ医を持っておくこと
猫ちゃんに、かかりつけの獣医さんをつけてあげるようにしましょう。
何かあった時に気軽に相談が出来る関係を築いておくことも重要です。
セカンドオピニオンがおすすめ
セカンドオピニオンとは、現在治療を受けている担当医とは別の医療機関にかかって別の視点からの意見をもらうことです。
特に重い病気を患った場合などは、獣医さんによって治療法が異なる場合があります。
より多くの選択肢から最良のものを選ぶことが出来るように、セカンドオピニオンを活用しましょう。
ペット保険に加入するなら通院する前に
何か病気が見つかった後では、ペット保険ではその病気に関して補償がなされません。
ペット保険に加入するなら、大きな病気が見つかる前(=病院に連れて行く前)が良いでしょう。
もちろん、急を要する場合は速やかに病院に連れて行ってあげてください。
猫の病院の選び方まとめ
猫の病院の選び方には、様々なポイントがあります。
特に、「通いやすい・相談しやすいか」「設備や環境が整っているか」に気を付けて選ぶようにしてください。
また、セカンドオピニオンやペット保険も活用しましょう。