スコティッシュフォールドに与える餌の量と与え方
スコティッシュフォールドには、どれくらいの餌をどのように与えてあげれば良いのでしょうか?
子猫と成猫に分けてみてみましょう。
子猫(一歳未満)の場合
子猫には、一日に体重(㎏)×150(cal)の量を、一日4~5回に分けて与えます。
例えば、体重2㎏の場合は300calの量の餌が適当です。
また与える際に、一日に4~5回に分けて与えるようにしてください。
一度にたくさんの量の餌を食べると、戻してしまうこともあります。
また、肥満にならないように注意してあげてください。
スコティッシュフォールドは子猫のときに太りやすい猫種です。
骨の成長より体重が上回ってしまうと、骨や関節に多大な負担がかかります。
成猫(一歳以上)の場合
成猫には、ペットフードに記載されている量の餌を一日に二回与えます。
ただし、一歳になったばかりのときは、一日の食事回数を5回・4回・3回・2回と徐々に減らしていってあげてください。
餌も子猫用から成猫用に切り替えることが多いですが、その場合少しずつ切り替えていってあげてください。
スコティッシュフォールドは順応性が高いとはいえ、ある日を境に急に餌が変わればびっくりして食べなくなったり、体調を崩してしまいます。
スコティッシュフォールドの餌の選び方
高品質なものを選ぶ
どの猫種でも共通の餌選びの基準ではありますが、高品質なものを与えてあげるようにしましょう。
スコティッシュフォールドは特にグルメな子が多く、低品質の餌だと本能的に食べないこともあります。
添加物が不使用で、原材料にもこだわって作ったものを与えてあげてください。
穀物不使用のものを選ぶ
多くの猫にとってそうですが、穀物が多く使用されている餌は消化不良を引き起こします。
スコティッシュフォールドも例外ではありません。
穀物が多く含まれている餌を与えていると、アレルギー・下痢・便秘・口臭などの原因となります。
穀物不使用(グレインフリー)の餌を選んであげましょう。
スコティッシュフォールドにおすすめの餌
モグニャンキャットフード
一つ目のおすすめは、モグニャンキャットフードです。
赤ちゃんの離乳食にも使われるほど新鮮な白身魚をたっぷりと利用しています。
嗜好性が抜群なので、スーパーで売っているレギュラーフードへの食いつきがいまいち……という子にも良いでしょう。
また、もちろん穀物不使用です。
カナガンキャットフード
二つ目のおすすめは、カナガンのキャットフード。
良質なタンパク質を豊富に含む動物性原材料を70%以上使用しています。
また、穀物不使用にもこだわっています。
自然の香料を使用しており、嗜好性も高いキャットフードです。
また、原材料にサツマイモを使っており、満腹感が長続きするつくりになっています。
ただし、動物性原材料が多く使われているので、白身魚を主成分に作られているキャットフードを食べていた猫ちゃんなら、最初は受け入れられないかもしれません。
時間をかけて少しずつ切り替えてあげると良いでしょう。
スコティッシュフォールドに餌を与えるときの注意点
体重・体型を元に与える量を決める
先ほどスコティッシュフォールドに与える餌の量についてお伝えしましたが、あれが全てではありません。
太り過ぎていればほんの少しずつ餌を減らしてあげる必要がありますし、逆にほっそりしているようであればもう少し多めに与えて構いません。
体重をこまめに測って、肥満や痩せすぎになっていないかを十分確かめることが必要です。
また猫ちゃんによって体格も違いますので、一概に体重が重いからといって肥満だとは限りません。
触った感じで体型を見てあげて、体型が適切かどうか判断してください。
不安な場合は、健康診断のときなどに獣医さんに訊くのが良いでしょう。
容器や環境の清潔さに気を配る
容器や、スコティッシュフォールドの身の回りの環境の清潔さに気を配ってあげてください。
スコティッシュフォールドはキレイ好きな猫種で、容器が汚れていれば餌を食べません。
餌を撒き散らすような行動が見られたら、「汚い餌を食べたくない!」というサインです。
遺伝病は食事では防げない
スコティッシュフォールドは遺伝による病気が多い猫種です(詳しくは別記事で解説します)。
その遺伝病は、食事や日々の生活環境では防いであげることは出来ません。
もし遺伝病をサプリなどで対策する場合、適切な対症療法を行えるものを選びましょう。
遺伝病を根本から治すことは難しいので、「これでスッキリ治る!」と謳っているものに関しては、その効能の根拠について注意深く見る必要があります。
スコティッシュフォールドの餌についてまとめ
スコティッシュフォールドは、餌に関して特に気を配ってあげなければならない猫種です。
与えすぎ・与えなさすぎに気を付けて、猫ちゃんの体と気持ちにとって良いキャットフードを与えてあげられるようにしてください。