排泄の世話が必要な「赤ちゃん猫」はいつまで?
子猫は、生後21日齢くらいまでは自力で排泄することが出来ません。
野良猫を保護した場合などは、その時期の赤ちゃん猫のお世話をしてあげることもあります。
赤ちゃん猫の飼い方
赤ちゃん猫の飼い方の基本は給餌・排泄・保温・通院の世話をすることです。
給餌は基本的にミルクを少しずつ短時間おきに飲ませてあげます。
排泄は、赤ちゃん猫の肛門や尿道を優しく刺激して排泄を促してあげます。
保温は、母猫の体温と同じ38℃に保たれたふわふわの寝床を用意してあげることです。
通院は、ワクチン接種や健康診断で何度か動物病院に連れて行きます。
赤ちゃん猫の排泄の世話について
ここでは、赤ちゃん猫の排泄の世話について解説します。
順に見ていきましょう。
排泄の介助のやり方
排尿の介助をするときには、体温程度に湿らせたコットンや高級なティッシュで尿道を優しく刺激します。
すぐに排尿が始まります。
排便のときも同じように、肛門を刺激します。
また、生後21日齢くらいのあいだは、ミルクだけを飲んでいることもあるでしょう。
その場合はミルクの消化吸収率が高いため、便は2~3日出なくても心配ありません。
このとき決して、強く擦ったりしないようにしてください。
また、使うコットンやティッシュも、とても柔らかくソフトな感触のものを使ってください。
必ずうつぶせで行う
排泄の介助を行うときは、必ずうつぶせの状態で行ってください。
飼い主さんが座った状態で片手に赤ちゃん猫を持ち、もう片方の手で刺激してあげるようにしましょう。
成猫のトイレの姿勢と近い状態にしてあげます。
排泄の介助のタイミングは?
排泄の介助を行うタイミングは、赤ちゃん猫が起きたとき・授乳の前後です。
一日に何度も肛門や尿道を刺激することになるので、優しく優しく擦ってあげてください。
下痢や便秘に注意
ミルクだけの間は、便は2~3日出なくても心配ありません。
しかし、何日も出ないでお腹がぱんぱんに張っていたら便秘の状態です。
また、下痢をすることもあります。
その場合は、単にミルクの希釈の仕方が間違っていて、水分が多すぎることにより起こる場合があります。
下痢や便秘のときは、ミルクの希釈の仕方を見直したり、ミルクのメーカーを変えてみたりしましょう。
下痢が続いて体重が増えない場合は、すぐに動物病院に連れて行ってあげてください。
おもらしすることも
肛門や尿道の刺激に反応して排泄が始まるため、ベッドのタオルなどに触れておもらししてしまうこともあります。
ベッドの掃除はもちろんですが、赤ちゃん猫の体も35℃くらいのぬるま湯で洗って清潔にしてあげてください。
被毛がまだ薄いので、乾いた柔らかいタオルで拭いて乾かしてあげてください。
赤ちゃん猫の排泄の世話についてまとめ
赤ちゃん猫の排泄のお世話の基本は、優しく優しく刺激すること・下痢や便秘で苦しんでいないかチェックすることです。
他にも衛生的な環境を保てるように、生後21日齢くらいまでは付きっ切りでお世話をしてあげてください。