子猫にはいつ何を与えればいい?
子猫に与える餌は、大きく分けてミルク・離乳食・子猫用フードの三種類があります。
それぞれの餌を、どの時期にどれくらい与えてあげればよいのでしょうか?
なお、おやつは一歳になるまでは基本的に必要ありません。
与えるとしても、生後半年を過ぎてからが良いでしょう。
生後3~4週齢までは母乳やミルク
生後3~4週齢までは、母乳やミルクを与えて育てます。
母猫が出産後24~72時間以内に分泌する母乳を初乳といい、子猫にとって良い栄養素がたっぷり含まれています。
可能ならば、母乳を与えるようにしてください。
母猫がいない場合・母猫の母乳の出が悪い場合は人工哺乳(ミルク)を代用します。
必要量は子猫の体重によって前後するので、体重に応じてパッケージの記載通りに与えてください。
赤ちゃんのうちは一度にミルクを飲める量が少ないので、一日に何回にも分けて飲ませることになります。
一日のうちに必要量を飲めるように調整してあげてください。
生後4~10週齢は離乳の時期
生後4~10週齢になると乳歯が生えてきて、離乳食を食べ始めます。
乳歯が生えてきた頃が、離乳食を食べ始める時期だと思ってください。
離乳食は市販の子猫用離乳食を与えるか、子猫用フードをふやかして与えましょう。
子猫用フードはお湯でふやかして、粉ミルクを入れたものを与えます。
最初は一回分を大豆ほどの大きさにして、一回だけ子猫の口に入れてあげます。
便の様子を見ながら、翌日は二回・翌々日には三回と量を増やしていきます。
この時期に味の好みが決まるので、偏食にならないように様々な種類のフードを与えましょう。
茹でたササミ、魚の缶詰め、白身の魚などを与えるのも良いでしょう。
生後6~8週齢で固形の餌を与え始める
生後6週齢くらいから、固形の餌を与え始めます。
子猫用のドライフードを、ペンチやすりこぎで小さく砕いて、皿に入れて置いておきましょう。
自分から食べ始める子が多いです。
食べ始めたら、粒を徐々に大きくして、慣れさせてあげます。
ふやかさないドライフードを与えるようになったら、必ず水も一緒に置いてあげるようにしましょう。
自分で食べ始めると、少しずつミルクの量が減っていきます。
子猫の餌についての基本
子猫の食事は、時期や体重の増加具合によってミルク・ミルクと離乳食の併用・離乳食とドライフードの併用・ドライフードと変化していきます。
どの時期も体調や便の様子、体重がちゃんと増加しているかを見ながら、毎日必要量の餌を与えてあげてください。