基本的な猫の餌の選び方
猫の餌の基本的な選び方は、添加物の少ないものを選ぶことです。
また、穀物が少ないもの・猫の年齢に合ったエネルギーが供給できるかどうかも大切なポイントです。
シニア猫の餌の選び方も、基本的な猫の餌の選び方に準しています。
基本的な猫の餌の選び方については、以下の記事を参考にしてください。
シニア猫の餌の選び方
たんぱく質が豊富に含まれている餌
たんぱく質は体の筋肉などを作る栄養素です。
他の動物と比べて、猫は元々たんぱく質の必要量がとても多い動物です。
シニア期になると筋肉が衰えてくるため、特にたんぱく質を摂取することが重要になります。
カロリーが控えめの餌
シニア期に入ると、一日の活動量は減少します。
そのため、必要なカロリーも少なくなっていきます。
子猫のときは高カロリーの餌が必要ですが、シニア期に入ったら低カロリーの餌を選ぶようにしましょう。
下痢・便秘に効果があるもの
シニア期になると、下痢・便秘の症状が多く出ます。
下痢・便秘に効果のある餌を選ぶようにしましょう。
また、シニア期になると水を多く飲むようになることも、下痢の一因になっています。
水を飲みすぎること自体も病気のサインである可能性があるので、水を飲む量もチェックしてあげてください。
シニア猫の餌を与える時の注意点
シニア期の猫に餌を与えるときは、注意してあげることが3つあります。
順に見ていきましょう。
餌の食べている量を把握する
毎日、餌を食べている量を正確に把握してあげてください。
猫ちゃんの健康チェックノートを作って、毎日消費した餌のカロリー数を記録しておくと良いでしょう。
シニア期に入ると、餌を食べる量が少なくなることがしばしばあります。
必要なエネルギー量も減るので、必要なエネルギーが取れているなら良いのですが、激減していると心配です。
ちゃんと一日に必要なエネルギー量を取れているかどうか、餌の量を把握することで確認してあげてください。
シニア猫に必要な一日のカロリーは「体重(g)×60カロリー」です。
おやつを取り入れて食欲を増進させる
シニア期に入り、餌をあまり食べなくなる子が多いとお伝えしました。
そういうときは、おやつを上手く利用するのも一つの選択肢です。
餌に大好物のおやつをかけたり、混ぜたりして食いつきをよくしてあげましょう。
詳しくは以下の記事で解説しています。
口内環境にも気遣ってあげる
シニア期に入ると、口臭など口のトラブルが発生しがちです。
シニア向けの餌は柔らかいものが多いので、なおさら口内環境は悪化しやすくなります。
歯磨きをしてあげるようにして、口の中は毎日の健康チェックでことさら丁寧に見てあげてください。
シニア猫の餌の選び方についてまとめ
シニア期の餌は、高たんぱくなもの・低カロリーのもの・下痢や便秘に効果のあるものを選びましょう。
与えるときは、餌を食べている量を確認すること・食欲を増進させること・口内環境に気を配ってあげてください。